●ベネズエラ
戦力評価:A-
ドミニカ共和国の影に隠れてはいるが、実は今大会屈指の陣容。特に打線は強力で、2017年MVPのホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)を中心に、昨季首位打者のルイス・アライズ(マーリンズ)、18年新人王のロナルド・アクーニャJr.、21年に本塁打&打点の二冠王に輝いた捕手サルバトール・ペレス(ロイヤルズ)と実力者
投手陣では、昨季好成績を残したパブロ・ロペス(ツインズ)、マーティン・ペレス(レンジャーズ)、レンジャー・スアレス(フィリーズ)が先発三本柱を形成。19年に19勝のエデュアルド・ロドリゲス(タイガース)もいる。もっとも、ブルペンはやや弱く、リリーフ経験もあるスアレスが後ろに回る可能性もありそうだ。
ベネズエラの場合、最大の懸念材料は「勝負弱さ」。WBCでは毎回、好選手を擁しているにもかかわらず、09年のベスト4が最高となぜか成績が振るわず、ちょうどプエルトリコと好対照の結果になっている。今回こそ「負のジンクス」を打破して1次ラウンドを突破できれば、一気に波に乗っても不思議はない。
●イスラエル
戦力評価:C
初出場の前回は韓国、オランダ、キューバに勝利するなど予想外の健闘を見せ、21年は東京五輪にも出場。今回も、ユダヤ系アメリカ人選手を中心に構成される。
打線は、オールスター出場2度のジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)以外はビッグネーム不在ながら、ザック・ゲロフ(アスレティックス)、マット・メルビス(カブス)など将来を有望視されている若手選手が複数いる。
投手陣では、昨季先発で開花したディーン・クレマー(オリオールズ)に期待が集まる。中南米強豪三国が集まるプールDでさすがに苦戦が予想されるが、前回大会同様に継投策がハマれば、少しはチャンスが生まれるかもしれない。
●ニカラグア
戦力評価:D
野球熱の高い国だが、WBC本大会は意外にも初出場。名門ヤンキースのセットアップとして活躍する豪腕ジョナサン・ロアイシガや、昨季60試合で防御率2.92を残したエラスモ・ラミレス(ナショナルズ)が中心メンバーだが、どちらもリリーフ投手なのが惜しい。打線では、メジャー通算27本塁打のチェスラー・カスバート(元ロイヤルズ)もいるが、主体はあくまで国内リーグ所属の選手たち。“死の組”においては厳しい戦いになるはずだ。
構成●SLUGGER編集部
協力●世界の野球(@sekainoyakyu)
戦力評価:A-
ドミニカ共和国の影に隠れてはいるが、実は今大会屈指の陣容。特に打線は強力で、2017年MVPのホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)を中心に、昨季首位打者のルイス・アライズ(マーリンズ)、18年新人王のロナルド・アクーニャJr.、21年に本塁打&打点の二冠王に輝いた捕手サルバトール・ペレス(ロイヤルズ)と実力者
投手陣では、昨季好成績を残したパブロ・ロペス(ツインズ)、マーティン・ペレス(レンジャーズ)、レンジャー・スアレス(フィリーズ)が先発三本柱を形成。19年に19勝のエデュアルド・ロドリゲス(タイガース)もいる。もっとも、ブルペンはやや弱く、リリーフ経験もあるスアレスが後ろに回る可能性もありそうだ。
ベネズエラの場合、最大の懸念材料は「勝負弱さ」。WBCでは毎回、好選手を擁しているにもかかわらず、09年のベスト4が最高となぜか成績が振るわず、ちょうどプエルトリコと好対照の結果になっている。今回こそ「負のジンクス」を打破して1次ラウンドを突破できれば、一気に波に乗っても不思議はない。
●イスラエル
戦力評価:C
初出場の前回は韓国、オランダ、キューバに勝利するなど予想外の健闘を見せ、21年は東京五輪にも出場。今回も、ユダヤ系アメリカ人選手を中心に構成される。
打線は、オールスター出場2度のジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)以外はビッグネーム不在ながら、ザック・ゲロフ(アスレティックス)、マット・メルビス(カブス)など将来を有望視されている若手選手が複数いる。
投手陣では、昨季先発で開花したディーン・クレマー(オリオールズ)に期待が集まる。中南米強豪三国が集まるプールDでさすがに苦戦が予想されるが、前回大会同様に継投策がハマれば、少しはチャンスが生まれるかもしれない。
●ニカラグア
戦力評価:D
野球熱の高い国だが、WBC本大会は意外にも初出場。名門ヤンキースのセットアップとして活躍する豪腕ジョナサン・ロアイシガや、昨季60試合で防御率2.92を残したエラスモ・ラミレス(ナショナルズ)が中心メンバーだが、どちらもリリーフ投手なのが惜しい。打線では、メジャー通算27本塁打のチェスラー・カスバート(元ロイヤルズ)もいるが、主体はあくまで国内リーグ所属の選手たち。“死の組”においては厳しい戦いになるはずだ。
構成●SLUGGER編集部
協力●世界の野球(@sekainoyakyu)