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侍ジャパン

【WBC展望:プールB】復権を期す韓国が侍ジャパンと一騎打ち。雑草軍団チェコの戦いぶりにも注目<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.03.08

●オーストラリア
戦力評価:C-

 MLBでセーブ王に輝いた実績を誇るリアム・ヘンドリクス(ホワイトソックス)はがんを患ったこともあり出場せず。投手陣は国内リーグに所属する選手が中心で決して協力とは言えないが、細かい継投でロースコアゲームに持ち込みたい。

 打線は、俊足を武器に昨季メジャー初昇格を果たしたアーロン・ホワイトフィールド(エンジェルス)以外はやはり国内リーグの選手が中心で爆発力には欠ける。

 大会前の練習試合では社会人のJR九州に大敗。初戦はいきなり韓国とぶつがるが、何とか勝利して弾みをつけたいところだ。
 
●中国
戦力評価:D

 根本的な戦力不足は否めないが、近年は国内にあるMLBアカデミー出身者が台頭。マイナーリーグ経験者も増えてきている。前回に引き続いて韓国プロ野球で活躍する朱権(KT)が加入し、昨季までソフトバンクでプレーしていた真砂勇介(日立製作所)も加わった。

 ただ、社会人や独立リーグ、クラブチームとの大会前の親善試合では3勝4敗と負け越しているが、09年の台湾戦、13年のブラジル戦以来の大会3勝目は決して夢ではない。

●チェコ
戦力評価:D

 予選を勝ち抜き、晴れて本大会初出場。大柄な選手が多く、予選4試合では計10本塁打を放っている。チェコ人では最高位の3Aでのプレー経験を持つ正捕手マルティン・セルベンカが攻守の中心となる他、メジャー通算815試合の実績を誇るエリック・ソガードも、母親がチェコ出身という縁で参戦。守備も意外に安定している。

 消防士や監査役、高校教師、トレーダーなど代表選手の多彩な職業も話題を集める中、まずは大会初勝利を目指したい。

構成●SLUGGER編集部
協力●世界の野球(@sekainoyakyu)
 

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