一方、レンジャーズのレギュラーシーズンでの91許盗塁はMLB全体で5番目の少なさ。正捕手のジョナ・ハイムの盗塁阻止率29%もリーグ平均(21%)を上回っている。もちろん、そもそもキャロルを塁に出さないことも重要になるだろう。
▼レンジャーズのブルペンは最後まで持ちこたえられるか
周知のように、ポストシーズンでは継投のタイミングが早い。当然、ブルペンの出来が勝敗を大きく左右するわけだが、レンジャーズがここが最も大きな不安要素となっている。
いわゆる“勝利の方程式”はジョシュ・スボーツとチャップマン、そして抑えのホゼ・レクラークが担うが、このうちチャップマンは100マイル超の剛球こそ戻ったものの制球が定まらず、ポストシーズン序盤は好投を続けていたレクラークも、ここ数登板は球数がかさん苦戦が続いている。ブルペンでは他に頼れる投手も見当たらず、ワールドシリーズも基本的にはこの3人と“心中”する他ない。
ケビン・ギンケル、ポール・シーウォルドが完璧な火消しぶりを見せているDバックスとはまさに好対照。特にレクラークが最後の力を振り絞ることができるかが、レンジャーにとっては大きなカギとなりそうだ。 下馬評ではレンジャーズ有利との声が優勢のようだが、こうした戦力予想はとりわけDバックスには通用しないだろう。何せ、ワイルドカード・シリーズ、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズといずれも格上のチームを倒して勝ち上がってきたのだから。
レンジャーズが勝てば1962年の球団創設以来初のワールドチャンピオン、Dバックスが勝てば22年ぶりの頂点。シーズン前には誰にも予想できなかったカードだけに、シリーズでも我々の想像を上回るような戦いが繰り広げられるかもしれない。
構成●SLUGGER編集部
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