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プロ野球

DeNAとヤクルトは先発陣の強化が絶対命題。38年ぶり日本一の阪神の課題は...【セ6球団オフの補強ポイント】<SLUGGER>

藤原彬

2023.11.16

■ヤクルト
【主な補強ポイント】
12球団ワーストの投手陣底上げ

 今季途中からクローザーを務め、ブルペンでは数少ない左腕でもある田口麗斗がFAを取得したが、残留を決断。次は12球団ワーストの防御率3.95と低迷した先発陣の改善に着手したい。まずはオリックスをFAになった山﨑福也の獲得に全力を尽くす予定。打者有利の神宮球場への適応は不安もあるが、ここ数年の安定感と得意の打撃には期待が高まる。失敗すれば、DeNAからFAとなった同じく左腕の石田健太が次善の策に挙がるかも。安定感を発揮していピーターズも自由契約となっているだけに、新外国人も含めて2~3人の即戦力先発投手獲得が求められる。
■中日
【主な補強ポイント】
一にも二にも打線のパワーアップ

 一にも二にも打線のパワーアップが課題で、新和製大砲の細川成也がブレイクしてもなお今季の71本塁打は12球団最少。噂されているように、FA権を行使した山川穂高(西武)と巨人からの自由契約を選んだ中田翔のどちらかだけでも獲得できればチームはにわかに活気付く。そうなれば新外国人は自ずと左の外野手になりそう。ソフトバンクを戦力外になった上林誠知や元巨人の中島宏之を獲得するなど選手層の底上げにも動いている。もちろん、昨年は細川を獲得した現役ドラフトでも、再び逸材を発掘したい。投手陣は手薄な左のリリーバーが補強ポイントか。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。


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