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プロ野球

「エース格としての期待しかない」佐々木朗希のブルペン投球に脱帽の侍J井端監督。“気になる投手”の進化ぶりにも言及!【ロッテ】

岩国誠

2024.02.05

井端監督が侍ジャパンの戦力として期待する横山。増量したことで急速アップも果たしたようだ。写真:岩国誠

井端監督が侍ジャパンの戦力として期待する横山。増量したことで急速アップも果たしたようだ。写真:岩国誠

 トータル30球を過ぎたあたりで、井端監督がブルペンに到着。一気に報道陣も増える中でも、佐々木は自分のペースを崩さない。高く足を上げる佐々木特有のフォームで、1球1球丁寧に投げ続けた。そして52球目、投じたストレートに深くうなずいたところで、今キャンプ2回目のブルペン投球を終えた。

「あの距離(捕手の後ろ)で見るのは新人の頃以来」だという井端監督の眼には、佐々木の投球はどのように映ったのか。
 
「まだ仕上がってはいないと思いますけど、十分いいボールを投げていましたし、この時期にしては素晴らしいと思います。『ひとりだけ(プレートより)前から投げているんじゃないか? 近いな』って思うくらいでした。日本を代表するピッチャーなのは間違いない。エース格としての期待しかないと思います」

 3月の欧州代表戦は、強化試合ということもあり招集予定はないようだが、井端監督は11月に開催が予定されているプレミア12への参加を早くも依頼したことを明かした。

「秋(プレミア12)がありますので、オファーは出したいなと。よろしくお願いしますとは(佐々木本人に)伝えました。本人も『まずはシーズンを怪我なくやるだけです』と言っていました」

 そのほかに、井端監督が“気になる投手”として名前を挙げていたのが、右サイドスローの速球派リリーバー・横山陸人(22)だ。躍動感のあるフォームから繰り出される力強いストレートで、昨シーズンはキャリアハイの38試合に登板。井端監督の初陣となった昨年11月のアジアチャンピオンシップでは、代表メンバーにも選出。佐々木朗希と同じ2019年ドラフト4位で入団した高卒5年目の投手だ。

 佐々木が投げ終え、ブルペンが少し落ち着きを取り戻したところでの投球となった横山。ストレート、スライダー、シンカーに加え、今年試しているカットボールも交えながらの40球。順調な仕上がりぶりを見せた。

「自分としては出力も出ていましたし、変化球もしっかり投げられていたのでよかったのかなと思います。(井端監督を)意識し過ぎて、力んでしまったところもあったので、そういうところはしっかり修正して、自分の投球モーションで投げるようにしていければいいかなと思います」
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