それでも、アメリカは終わったわけではない。先の見えない中でも、強い気持ちと意欲を持った人々はたくさん残っている。ニューヨークで長い時間を過ごしてきた一人として、"この街は簡単には死なない"という思いもある。たとえ少々時間がかかろうと、ニューヨークは華やかさを取り戻すと確信しているし、スポーツの熱気もいずれ必ず戻ってくるはずだ。
ただ……そんな熱い日々を再び享受する前に、しばらくは誰もが厳しい時間を余儀なくされることになる。まずは体調管理とウィルスの拡大を避けることに専心し、同時にこれから先は身の危険にも気を配らなければならない。ロックダウンの間も、その後も、私たちが未曾有の試練の中にいることはもう紛れもない事実なのだろう。
文●杉浦大介
【著者プロフィール】
すぎうら・だいすけ/ニューヨーク在住のスポーツライター。MLB、NBA、ボクシングを中心に取材・執筆活動を行う。著書に『イチローがいた幸せ』(悟空出版 )など。ツイッターIDは@daisukesugiura。
ただ……そんな熱い日々を再び享受する前に、しばらくは誰もが厳しい時間を余儀なくされることになる。まずは体調管理とウィルスの拡大を避けることに専心し、同時にこれから先は身の危険にも気を配らなければならない。ロックダウンの間も、その後も、私たちが未曾有の試練の中にいることはもう紛れもない事実なのだろう。
文●杉浦大介
【著者プロフィール】
すぎうら・だいすけ/ニューヨーク在住のスポーツライター。MLB、NBA、ボクシングを中心に取材・執筆活動を行う。著書に『イチローがいた幸せ』(悟空出版 )など。ツイッターIDは@daisukesugiura。