▼2014年
【ワールドチャンピオン】
サンフランシスコ・ジャイアンツ(2年ぶり8回目)
【主な出来事】
▶田中将大がニューヨーク・ヤンキースへ入団(1月)
▶オーストラリアで南半球史上初のMLB公式戦が開催(3月)
▶デレク・ジーター(ヤンキース)が現役引退(9月)
▶8年ぶりに日米野球が開催(11月)
▶第9代コミッショナーのバド・シーリグが任期満了
球界の顔デレク・ジーター(ヤンキース)が2月にその年限りでの引退を発表。球宴で2打数2安打、ホーム最終戦でサヨナラ打を放つなど、持ち前のスター性を存分に発揮して輝かしいキャリアに幕を閉じた。
投高打低の傾向が極まり、両リーグとも1試合平均の本塁打数が1992年以来最少を記録。薬物検査の徹底以外に投手の球速向上も要因に挙げられた。その副作用なのか、キャンプ中からトミー・ジョン手術を受ける投手が続出。圧巻の投球を見せていたホゼ・フェルナンデス(マーリンズ)が5月にTJ手術を受けると、球界全体の問題として議論されるようになった。この年からヤンキースに加わった田中将大も絶好調だった7月に右ヒジ痛を発症したが、こちらはトミー・ジョン手術ではなく保存療法を選択した。
ペナントレースでは、機動力と強力ブルペンを武器にしたロイヤルズが29年ぶりのポストシーズン進出。ワイルドカードからワールドシリーズ進出を果たしたが、マディソン・バムガーナー擁するジャイアンツの前にあと1歩及ばず。ジャイアンツは10年からの5年間で3度目の世界一を手にした。この年のチャレンジ制度導入を置き土産に、代行時代も含めて20年以上コミッショナーを務めたバド・シーリグが退任した。
文●城ノ井道人
※『スラッガー』2020年3月号より転載
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【ワールドチャンピオン】
サンフランシスコ・ジャイアンツ(2年ぶり8回目)
【主な出来事】
▶田中将大がニューヨーク・ヤンキースへ入団(1月)
▶オーストラリアで南半球史上初のMLB公式戦が開催(3月)
▶デレク・ジーター(ヤンキース)が現役引退(9月)
▶8年ぶりに日米野球が開催(11月)
▶第9代コミッショナーのバド・シーリグが任期満了
球界の顔デレク・ジーター(ヤンキース)が2月にその年限りでの引退を発表。球宴で2打数2安打、ホーム最終戦でサヨナラ打を放つなど、持ち前のスター性を存分に発揮して輝かしいキャリアに幕を閉じた。
投高打低の傾向が極まり、両リーグとも1試合平均の本塁打数が1992年以来最少を記録。薬物検査の徹底以外に投手の球速向上も要因に挙げられた。その副作用なのか、キャンプ中からトミー・ジョン手術を受ける投手が続出。圧巻の投球を見せていたホゼ・フェルナンデス(マーリンズ)が5月にTJ手術を受けると、球界全体の問題として議論されるようになった。この年からヤンキースに加わった田中将大も絶好調だった7月に右ヒジ痛を発症したが、こちらはトミー・ジョン手術ではなく保存療法を選択した。
ペナントレースでは、機動力と強力ブルペンを武器にしたロイヤルズが29年ぶりのポストシーズン進出。ワイルドカードからワールドシリーズ進出を果たしたが、マディソン・バムガーナー擁するジャイアンツの前にあと1歩及ばず。ジャイアンツは10年からの5年間で3度目の世界一を手にした。この年のチャレンジ制度導入を置き土産に、代行時代も含めて20年以上コミッショナーを務めたバド・シーリグが退任した。
文●城ノ井道人
※『スラッガー』2020年3月号より転載
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