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プロ野球

【2021ドラフト候補ランキング50~31位】大学選手権で飛躍したブライト、センバツV左腕の石田が登場!<SLUGGER>

西尾典文

2021.06.19

▼37位:田村俊介[外野手・愛工大名電高](前回順位:圏外)
(たむら・しゅんすけ/左投左打)
長打力と確実性を兼ね備えた左の強打者。入学当時は投手として注目を集めたが、年々打撃の評価が上がり、現在では高校球界屈指の存在となっている。守備と走塁はそこまで目立つものはないが、無駄のないスイングで広角に強烈な打球を放つ。左投ながらサードも守れる器用さも魅力だ。
タイプ診断:#二刀流 #広角打法

▼36位:鈴木大貴[投手・TDK](前回順位:38位)
(すずき・ひろき/右投右打/福島東高→流通経済大)
昨年の都市対抗で大きく評価を上げた最速154キロ右腕。反動を大きくつけるフォームで、走者を背負うとスピードダウンするのは課題だが、馬力は社会人でもトップクラス。打者の手元で微妙に動くクセ球で、芯を外すのも上手い。なかなかいないタイプの変則の本格派投手だけに、プロの打者も苦労する可能性は高いだろう。
タイプ診断:#大型本格派 #変則フォーム

▼35位:山田龍聖[投手・JR東日本](前回順位:49位)
(やまだ・りゅうせい/左投左打/高岡商)
高岡商時代から評判の本格派サウスポー。まだ投げてみないと分からない不安定さはあるものの、高い位置から投げ下ろす145キロを超えるストレートは大きな魅力だ。即戦力というよりも数年後の戦力として考えるのが妥当だが、貴重な若手の大型左腕だけにプロからの注目度は高い。
タイプ診断:#未完の大器 #甲子園の星

▼34位:高木翔斗[捕手・県岐阜商](前回順位:27位)
(たかぎ・しょうと/右投右打)
今年の高校球界を代表する大型捕手。入学直後から正捕手を任され、キャッチング、スローイングともに丁寧さがある。状況に合わせてスイングを変えることができ、打撃の対応力も高い。攻守ともにプレーの力強さは少し物足りないが、総合力では全国でも上位の存在と言えるだろう。
タイプ診断:#強肩強打
 
▼33位:丸山和郁[外野手・明治大](前回順位:41位)
(まるやま・かずや/左投左打/前橋育英高)
東京六大学を代表する外野手。高校時代からそのスピードは圧倒的なものがあり、思い切りの良い走塁と脚力を生かしたセンターの守備はすでにプロの一軍レベルにある。この春は打撃の力強さもアップし、3割を大きく超える打率を残した。強肩も魅力で、外野手が手薄な球団はぜひとも狙いたい選手である。
タイプ診断:#スピードスター #甲子園の星

▼32位:中川智裕[遊撃手・セガサミー](前回順位:43位)
(なかがわ・ともひろ/右投右打/近大付高→近畿大)
抜群の強肩と長打力が魅力の大型ショート。三遊間の深いところからも余裕を持ってアウトにできるスローイングはプロでもトップレベル。芯で捉えた時の飛距離も圧倒的なものがある。確実性と守備のスピードも着実にレベルアップしており、スケールの大きい内野手として注目の存在だ。
タイプ診断:#大型ショート #強肩

▼31位:田中楓基[投手・旭川実高](前回順位:31位)
(たなか・ふうき/右投右打)
 北海道では木村大成(北海高)と並ぶ存在の本格派右腕。肩甲骨と股関節周りの使い方にも柔らかさがあり、コンスタントに140キロ台をマークするストレートは数字以上の勢いを感じる。まだ細身だが、フォームの良さがあるだけに、将来性という意味では全国でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#本格派右腕 #柔軟性

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

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