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プロ野球

【2021主力選手通信簿|オリックス】投手“五冠“を達成した山本以外にも宮城、宗ら若手が台頭!<SLUGGER>

藤原彬

2021.12.07

【野手】
●宗佑磨
[試合] 139 [打数] 481    [打率] .272
[本塁打] 9 [打点] 42 [OPS] .728 [盗塁] 8
評価:まずまずです(B)
ブレイク候補に挙げられていた通り、攻守に躍動。5月から「2番・三塁」に定着すると、ダイナミックな守備でゴールデン・グラブ賞受賞、プロ初のサヨナラ打やランニング本塁打など印象的な活躍も多かった。

●杉本裕太郎
[試合] 134 [打数] 478    [打率] .301
[本塁打] 32 [打点] 83    [OPS] .931 [盗塁] 3
評価:よくできました(A)
「最後の年」と意気込んだ今季は、青学大の後輩・吉田正をプロテクトする4番として大躍進。史上最低順位(ドラフト10位)からの本塁打王獲得に加え、CSファイナルステージでMVP、日本シリーズでは優秀選手にも選出された。

●紅林弘太郎
[試合] 136 [打数] 448    [打率] .228 
[本塁打] 10 [打点] 48    [OPS] .603 [盗塁] 2
評価:まずまずです(B)
球団初の10代遊撃手開幕スタメンに抜擢され、その試合でプロ初本塁打。年間でも10本塁打に乗せ、これも10代では球団初のことだった。三振の多さやリーグ最多17失策の守備と粗さもあるが、来季以降が楽しみだ。
 
●福田周平
[試合] 107 [打数] 408    [打率] .275
[本塁打] 1 [打点] 21    [OPS] .675 [盗塁] 9
評価:可もなく不可もなし(C)
野球人生初のセンター転向を志願。開幕してすぐに二軍へ降格も、5月の再昇格後は1番打者に定着。例年通り三振(52)に近い数の四球(43)を選び、テーブルセッターとしての役割を果たした。

●吉田正尚
[試合] 110 [打数] 389    [打率] .339 
[本塁打] 21 [打点] 72    [OPS] .992 [盗塁] 0
評価:よくできました(A)
2年連続の首位打者獲得に加え、出塁率.429、長打率.563、OPS.992もリーグベスト。四球と三振の割合を示すBB/Kは2.23と、今季も異常と言える打席アプローチを披露した。10月に右尺骨骨折もCSで復帰し、さすがの打撃でチームを引っ張った。

●T-岡田
[試合] 115 [打数] 357    [打率] .241
[本塁打] 17 [打点] 63 [OPS] .756 [盗塁] 2
評価:可もなく不可もなし(C)
タイトルホルダー2人に次ぐチーム3位の63打点。代打では打率.462に2本塁打と勝負強さを発揮した。9月30日のロッテ戦、9回2死から相手のマジック点灯阻止の逆転3ランは今季のチーム屈指の名場面だ。
 

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