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侍ジャパン

侍ジャパン、SB2連戦の登板全投手チェック! No.1の仕上がりを見せた大勢。山本由伸、佐々木朗希、宇田川優希らの出来は?

氏原英明

2023.02.28

松井裕樹(楽天) 評価 △
1回無安打無失点
 リリーフ専門の投手では1イニング最多の20球を投げた。合宿中から調子もイマイチで、連日ブルペン入りして調整を続ける。1回無安打無失点も喜べる内容ではなかった。唯一の前回大会の経験者だけに復調を期待したい。
 
湯浅克己(阪神) 評価 ○
1回無安打無失点
 強化試合の2試合目の7回を担当。やや緊張感を匂わせたが、それでも持ち味のストレートとフォークでぐいぐいと打者を攻めた。打点が高く、ストレートの切れも打者の手元で伸びる印象だ。重要な役割を果たしてくれそうだ。

大勢(巨人) 評価 ◎
1回無安打無失点 2三振
完璧。投手陣ナンバーワンの仕上がりと言っていい。ブルペンの球数はいつも少なく調整する独自のスタイルだが、登板した2戦目の8回はたった8球で片付けた。ストレートは150キロを優に超えてコントロールに狂いが微塵もない。相手打線の勢いをピタッと止めてくれるイメージが湧いた。

栗林良吏(広島) 評価 ○
1回1安打無失点 1三振
合宿では少しずつ状態を上げた。松井に次ぐブルペン入りをこなし調整してきた。投手陣の取り組みに影響を受けたようで、さらなる進化を目指す。強化試合では1安打を浴びたものの無失点で要所を占めた。東京五輪の胴上げ投手だけに安心感がある。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園は通過点です』(新潮社)、『baseballアスリートたちの限界突破』(青志社)がある。ライターの傍ら、音声アプリ「Voicy」のパーソナリティーを務め、YouTubeチャンネルも開設している。
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