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プロ野球

【どこよりも早い2021ドラフト候補ランキング:31~50位】都市対抗を沸かせた154キロ右腕など素材系の逸材に注目

西尾典文

2021.01.01

▼48位:黒原拓未[投手・関西学院大]
(くろはら・たくみ/左投左打/智弁和歌山)
 関西学生リーグを代表する本格派サウスポー。高校時代はまとまりのあるタイプだったが、大学で一気にフォームの躍動感がアップし、ストレートも常時145キロを超えるまでになった。リズムが悪く、好不調の波が大きいのも課題だが、ボールの勢いは大きな魅力。球威を維持したまま、まとまりが戻ってくれば面白い。
タイプ診断:#本格派サウスポー #躍動感

▼49位:山田龍聖[投手・JR東日本]
(やまだ・りゅうせい/左投左打/高岡商高)
 高岡商では3年夏の甲子園で好投。当時からボールの角度には目を見張るものがあり、好調時は145キロを超えてくる。ブレーキのあるチェンジアップも面白い。社会人での実績はまだまだ乏しいものの、エースの伊藤将司(阪神2位)が抜けただけに、今年は主戦としての活躍に期待がかかる。
タイプ診断:#未完の大器 #甲子園の星
 
▼50位:柳川大晟[投手・九州国際大付高]
(やながわ・たいせい/右投右打)
 秋の九州大会で最速152キロをマークして一躍注目を集めた大型右腕。その試合でも1回を投げて3失点と安定感はまだまだ乏しいが、長身でありながらフォームのバランスは悪くなく、招待生には太鼓判を押せる。この冬の成長次第では、同僚の山本ともに一気に上位候補へ浮上する可能性もあるだろう。
タイプ診断:#未完の大器 #赤丸急上昇

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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