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「戦力充実度」と「財政余裕度」から診断! 23年オフのFA市場で大谷翔平と最もマッチするチームは?【ナ・リーグ編】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.06.22

●ロサンゼルス・ドジャース
 豊富な資金力、優秀なフロント、充実したマイナー組織と勝つための条件をすべて備えた理想のチーム。13年から8年連続地区優勝&9年連続プレーオフ出場、過去5年で3度のワールドシリーズ進出を果たしている。

 しかも、花巻東高時代の大谷を熱心に勧誘し、本人もアメリカ行きに傾いていたことは有名な話。現在、大型長期契約を結んでいるのはムーキー・ベッツくらいで、獲得への支障もほとんどない。大谷にとっての理想郷は、アナハイムからフリーウェイ5号線に乗ってすぐの意外に近い場所にあるのかも。

▼戦力充実度 ★★★★
▼財政余裕度 ★★★★

●サンディエゴ・パドレス
 ダルビッシュ有が加入した昨季はまさかのプレーオフ逸となってしまったが、少なくとも今後数年は本気で創設以来初のワールドチャンピオンを目指すことに変わりはない。昨年2月に若きスーパースターのフェルナンド・タティースJr.と14年3億4000万ドルの超大型契約を締結。

 マニー・マチャドとも同じく大型長期契約を交わしているだけに、ここにさらに大谷を加えるのはかなりの財政負担にはなる。ただ、タティースJr.と大谷の揃い踏みはかなりの呼び物にはるはずだ。

▼戦力充実度 ★★★★
▼財政余裕度 ★★★☆
●サンフランシスコ・ジャイアンツ
 地味に不気味な存在なのがこのチームだ。昨季は予想外の躍進で地区優勝を果たしたが、本来ならガチ勝負モードに転じるのは数年先のはずだった。資金力も豊富で、それでいて現時点で24年以降に確定している契約は技巧派右腕のアンソニー・ディスクラファニだけで、しかも1200万ドルだ。

 今後、大型補強に乗り出す可能性は高い。本拠地オラクル・パークは海からの風で左打者には本来不利だが、それをものともせずにサンフランシスコ湾にぶち込む大谷の“スプラッシュ・ヒット”が新名物になる?

▼戦力充実度 ★★★☆
▼財政余裕度 ★★★★

構成●SLUGGER編集部

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