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プロ野球

「あの時はお袋にひどく叱られたよ…」クロマティが振り返る伝説の名場面5選【インタビューVol. 2】

2019.12.11

――実際に日本一が決まった時はどう思いましたか?

「ようやく」という感じだった。それまでの6年間、他のチームがビールかけやパレードをするのをずっと見てきたからね。ようやく、10月のあの独特の雰囲気を味わうことができたんだ。少し寒くて、日本中が注目していて。とにかく、89年は自分にとって最高のシーズンだった。

――そして90年には、敬遠球をサヨナラ安打にするという離れ業を演じましたね(6月2日・広島戦)。

 実は、高校時代にも同じことをしたことがあるんだよ。親父にいつも言われていたんだ。「敬遠の時は打つ準備をしておけよ。ピッチャーが手を抜いて投げてくるからな」ってね。あの時は、浩二サン(広島の山本浩二監督)はトイレに行っていたらしい。本当だよ。
 
 とにかく、最初の2球を見て、俺は「チャンスがあるぞ」と思って、少しホームプレートに寄ったんだ。さりげなくね。それで、3球目を打ったらヒットになったというわけさ。浩二サンは俺が打ったのを見ていなくて、結果を知って本当に驚いていたよ! あれは本当にいい気分だったなあ。でも最近、敬遠のルールを変えてしまっただろ? 気に入らないね。ああいうプレーで試合が決まってしまうことだってあるんだから。

――もう一つ、プレーとは関係ないのですが、あなたが「クライム」というバンドでドラムをプレーしていたのがとても強く印象に残っています。

 ああ、クライムね。“ガール・ライク・ユー”がヒット曲になって、ミュージックビデオを作ってテレビにも出たよ。みんな、俺がドラムをプレーするのを見て驚いていたね。息子のコディもなかなかのドラマーだぜ。俺はずっと音楽が好きで、もし野球選手になっていなかったらドラマーになっていたと思う。1本のバットを2本のスティックに持ち替えてね。
 

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