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現在のレイカーズが優勝を狙えるチャンスは今季が“最大で最後”?識者「ルカがレブロン以上の相棒を得るのは難しい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.08.07

ドンチッチ(右)とレブロン(左)の豪華コンビは今季が見納めになるかもしれない。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチは、現地時間8月2日にチームと3年1億6500万ドル(約242億5500万円)の契約延長にサインした。
 
 これによってレイカーズは26歳のドンチッチを中心に優勝を目指すことになるが、スポーツジャーナリストのニック・ライトは自身のポッドキャスト番組『What's Wright? with Nick Wright』で「2025-26シーズンこそがドンチッチにとって最大のチャンス」と語った。

「今後3年間で、ルカが現在のレブロン(ジェームズ)以上のチームメイトを得る可能性は極めて低いと思う。ヤニス(アデトクンボ)が来て、私が間違っている可能性もある。もしかしたらジョーカー(ニコラ・ヨキッチ)を狙っているかもしれない。でもシェイ(ギルジャス・アレキサンダー)は動かないし、(ジェイソン)テイタムも移籍しない。(レイカーズが)今のレブロン以上の選手を獲得するのは難しい状況だ」

 前述のようにドンチッチは延長契約にサインしたが、契約最終年(28-29シーズン)はプレーヤーオプションのため、レイカーズ側が確実にエースを保有できるのは実質あと2シーズンとなる。

 一方で、レブロンの契約は残り1年となっており、25-26シーズン終了後には完全FA(フリーエージェント)となる。引退の可能性もあれば、現役続行のうえで他球団へ移籍することも考えられる。
 
 今年12月にレブロンは41歳になるが、昨季は70試合で平均24.4点、7.8リバウンド、8.2アシスト、1.0スティールを記録し、オールNBA2ndチームに選出されるなど、今なおリーグトップ10に入る選手と評価されている。

 今夏の主要なFAはすでに移籍先が決まっており、大型トレードも現実的ではないため、「ルカが今後レブロン以上の相棒を得ることは難しい」とするライトの指摘は的を射ているかもしれない。

 現在のレイカーズのロスターにはドンチッチ&レブロンの2枚看板のほか、オースティン・リーブス、八村塁、ジャレッド・ヴァンダービルト、ダルトン・コネクト、ゲイブ・ヴィンセントが在籍。さらに今夏の補強では、ディアンドレ・エイトン、ジェイク・ラレイビア、マーカス・スマートを加えた。

 ライトは言う。

「もしレイカーズが『今年がレブロンと戦える最後の年』と見ているなら、今こそ勝負をかけるべきだ。2年後にサラリーキャップを空けてヤニスを狙うプランがあるならそれでもいい。でも現状では、今のレブロン以上の相棒は見つからないだろう」

 今季はレイカーズが現体制で優勝を狙える"最大で最後のチャンス"になりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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