ユーロバスケットの準々決勝2日目の最初のカードは、優勝候補のセルビアを破ったフィンランドと、フランスに勝利したジョージアの伏兵同士が対決。両者ともに初の4強入りを懸けての対戦となった。
試合は序盤からフィンランドが立て続けに3ポイントを沈めてリードを奪い、第3クォーターにはその差は最大20点まで拡大。しかしジョージアも、第4クォーターに49秒ほどベンチに下がった以外はコートに立ち続けたサンドロ・マムケラシュビリ(トロント・ラプターズ)を中心に猛追を仕掛け、残り7分44秒に6点差まで迫る。
それでも、この試合で31本中17本、成功率にして54.8%の確率で3ポイントを仕留めたフィンランドが、ここから2本の3ポイントを含む8-0のランで引き離し、最後は93-79で勝ち切った。
フィンランドは2022年の前回大会でも準々決勝に進出し、スペイン相手に前半最大18点リードを奪うも、リードを守り切れずに逆転負けを喫していた。
今回は同じ轍を踏むことなくしっかりと逃げ切れたのは、前大会で得た経験値の賜物だろう。エースのラウリー・マルッカネン(ユタ・ジャズ)がチーム2位の17得点と爆発せずとも勝てたことが、総合力の高さを物語る。
そんなチームの戦いぶりに、ラッシ・トゥオビHC(ヘッドコーチ)は「このグループの一員であれることを、非常に誇らしく思う」と感激。38歳の名将は、2003年大会でスペイン代表を準優勝に導いたラモン・ロペス・スアレス氏(当時34歳)に次ぐ若さで、自国をユーロバスケットのベスト4に導いた指揮官となった。
昨シーズンから日本の横浜ビー・コルセアーズでも指揮を執るトゥオビHCは、Bリーグファンにはお馴染みの顔。ちなみに、スアレス氏も2022~24年までB2のライジングゼファーフクオカのHCを務めている。
トゥオビHCは24歳で指導者となり、母国フィンランドを皮切りに、トルコ、フランス、イタリア、そして現在は日本と、文化や習慣も異なる様々な国でコーチキャリアを積んできた。その異色の経歴について、本人は次のように語っている。
「それぞれの国に学びがある。一番大切なことはその国のカルチャーを理解すること。そして、人々がどうしてそのような行動をとるのかを理解することだ。
例えば、負け試合の後の反応は、ベシクタシュ(トルコ)やボローニャ(イタリア)と横浜とではかなりの違いがある。そうなると、翌日はどうしようか、次の練習はどうするか、といった対応策にも大きく関わってくる」
試合は序盤からフィンランドが立て続けに3ポイントを沈めてリードを奪い、第3クォーターにはその差は最大20点まで拡大。しかしジョージアも、第4クォーターに49秒ほどベンチに下がった以外はコートに立ち続けたサンドロ・マムケラシュビリ(トロント・ラプターズ)を中心に猛追を仕掛け、残り7分44秒に6点差まで迫る。
それでも、この試合で31本中17本、成功率にして54.8%の確率で3ポイントを仕留めたフィンランドが、ここから2本の3ポイントを含む8-0のランで引き離し、最後は93-79で勝ち切った。
フィンランドは2022年の前回大会でも準々決勝に進出し、スペイン相手に前半最大18点リードを奪うも、リードを守り切れずに逆転負けを喫していた。
今回は同じ轍を踏むことなくしっかりと逃げ切れたのは、前大会で得た経験値の賜物だろう。エースのラウリー・マルッカネン(ユタ・ジャズ)がチーム2位の17得点と爆発せずとも勝てたことが、総合力の高さを物語る。
そんなチームの戦いぶりに、ラッシ・トゥオビHC(ヘッドコーチ)は「このグループの一員であれることを、非常に誇らしく思う」と感激。38歳の名将は、2003年大会でスペイン代表を準優勝に導いたラモン・ロペス・スアレス氏(当時34歳)に次ぐ若さで、自国をユーロバスケットのベスト4に導いた指揮官となった。
昨シーズンから日本の横浜ビー・コルセアーズでも指揮を執るトゥオビHCは、Bリーグファンにはお馴染みの顔。ちなみに、スアレス氏も2022~24年までB2のライジングゼファーフクオカのHCを務めている。
トゥオビHCは24歳で指導者となり、母国フィンランドを皮切りに、トルコ、フランス、イタリア、そして現在は日本と、文化や習慣も異なる様々な国でコーチキャリアを積んできた。その異色の経歴について、本人は次のように語っている。
「それぞれの国に学びがある。一番大切なことはその国のカルチャーを理解すること。そして、人々がどうしてそのような行動をとるのかを理解することだ。
例えば、負け試合の後の反応は、ベシクタシュ(トルコ)やボローニャ(イタリア)と横浜とではかなりの違いがある。そうなると、翌日はどうしようか、次の練習はどうするか、といった対応策にも大きく関わってくる」
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