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NBA

マジックの感動的なカムバックや、ジョーダンvsコビーなど、多くの名場面が生まれた輝かしい時代。その一方で…【NBAオールスター全史|1990~99年】

出野哲也

2020.02.14

92年のオールスターでは、1日限りのカムバックを果たしたマジックがMVPに輝いた。(C)Getty Images

92年のオールスターでは、1日限りのカムバックを果たしたマジックがMVPに輝いた。(C)Getty Images

 2月14~16日(日本時間15~17日、日付は以下同)に開催される年に一度の祭典、NBAオールスター。東西のスーパースターが一堂に会する本戦をはじめ、スラムダンク・コンテストや3ポイントコンテストといった各種イベントが行なわれるこの夢舞台に、今年は八村塁(ワシントン・ウィザーズ)がライジングスターズ(キャリア1、2年目の選手が覇を競い合う若手版オールスター)にチームWORLD(アメリカ国籍以外の選抜メンバー)の一員として参戦。日本のファンからの注目度も、これまでにないほど高まっている。

 このお祭りを余すことなく楽しむためにも、今一度これまでの大会を振り返っておくべきだろう。マジック・ジョンソンが1日限りのカムバックを果たした1992年大会をはじめ、94年からは現在まで続くルーキーゲームの開催、98年はマイケル・ジョーダンとコビー・ブライアントの注目の対決など、見どころ満載だった90年代のオールスター。しかし盛り上がりを見せたその一方で、選手やファンからの関心が薄れ始めていたのも事実だった。
 
■ファンの記憶に強く残るマジックの復帰劇

 オールスターの歴史を振り返っても、オーランドで行なわれた1992年ほど強く印象に残った大会はなかっただろう。HIVウイルスへの感染を理由に、シーズン前に事実上引退していた(ただし故障者リストに登録されて、ロースターには残っていた)ロサンゼルス・レイカーズのマジック・ジョンソンがファン投票によって選出され、1日限りのカムバックを果たしたのだ。

 それだけでも感動的だが、なんとマジックは25得点、9アシストと大活躍し、2度目のMVPも獲得。ゲーム終了間際にはかつての好敵手だったアイザイア・トーマス(デトロイト・ピストンズ)、そしてマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)と1オン1を繰り広げ、残り14.5秒で3ポイントを決めると、そのまま両軍の選手がコートになだれ込んでマジックを祝福。最後の14.5秒は続行されることなく試合終了となった。
 
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