今年のドラフト全体1位指名でダラス・マーベリックスに入団したクーパー・フラッグ。名門デューク大出身、ラリー・バード以来となる白人のスーパースター候補として大きな期待を背負う18歳は、開幕からジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)の下、主にポイントガード(PG)として出場しているが、この起用法には批判も多い。
殿堂入り選手のケビン・ガーネット(元ボストン・セルティックスほか)は、「フラッグをポイントガードで使うのは適切じゃない。スモールフォワードがポイントガードを務めるのは非常に難しく、意思決定やスコアラーを活かすプレーを理解しなければならない」と指摘した。
さらにキッドHCの長男であるトレイ・ジェイソン(TJ)もフラッグの起用法に異議を唱えている。TJは11月12日、自身のXに動画を投稿。父の判断に疑問を呈すとともに、大型ルーキーが置かれている状況に同情の意を示した。
「いや、正直フラッグをポイントガードで使う理由がわからないよ。全く理解できない。彼がポイントガードではないことは誰もが知っている。
フラッグは素晴らしい選手で、将来も間違いなく明るい。ダラスで彼がベストを尽くせるよう願っている。でも、今回の判断は理解できないね。まずは自分がコントロールできることをコントロールして頑張ってほしい。きっと状況も良くなっていくはずだから」
203cm・93kgのフラッグは攻守のバランスが取れたオールラウンダーで、ここまで12試合で平均15.1点、6.8リバウンド、1.4スティール、0.8ブロックを記録。ただ、本来のポジションはフォワードで、プレーメーカーではない。それは平均3.3アシストと平均2.3ターンオーバーという数字からも明らかだ。
また、マブズの平均107.8点はリーグワースト、3ポイント成功率30.3%は29位、平均24.6アシストは26位、平均16.4ターンオーバーは22位と、チーム全体でオフェンス構築に苦しんでいる。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、マブズはフラッグに多くを求めすぎていると指摘する。
「彼は新人で、まだNBAのプレーを学んでいる最中なんだ。フラッグが素晴らしい選手になることは間違いない。でも、ポイントガードでないルーキーに、すぐにその役割を求めるのは無理がある」
“コート上の指揮官”と呼ばれるPGは、他ポジションに比べると経験値が求められる。カイリー・アービングとダンテ・エクサムをケガで欠くなか、ロスターには平均4.8アシストのディアンジェロ・ラッセル、同2.9アシストのブランドン・ウィリアムズと2人のPGがいるが、今後もキッドHCはフラッグをこのポジションで起用し続けるのか。
10日にホームでミルウォーキー・バックス戦に敗れたマブズは、翌11日にニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)の解雇を発表した。ウエスタン・カンファレンス13位タイ(3勝9敗)に沈む状況を打破できなければ、キッドHCの立場も決して安泰ではない。
構成●ダンクシュート編集部
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さらにキッドHCの長男であるトレイ・ジェイソン(TJ)もフラッグの起用法に異議を唱えている。TJは11月12日、自身のXに動画を投稿。父の判断に疑問を呈すとともに、大型ルーキーが置かれている状況に同情の意を示した。
「いや、正直フラッグをポイントガードで使う理由がわからないよ。全く理解できない。彼がポイントガードではないことは誰もが知っている。
フラッグは素晴らしい選手で、将来も間違いなく明るい。ダラスで彼がベストを尽くせるよう願っている。でも、今回の判断は理解できないね。まずは自分がコントロールできることをコントロールして頑張ってほしい。きっと状況も良くなっていくはずだから」
203cm・93kgのフラッグは攻守のバランスが取れたオールラウンダーで、ここまで12試合で平均15.1点、6.8リバウンド、1.4スティール、0.8ブロックを記録。ただ、本来のポジションはフォワードで、プレーメーカーではない。それは平均3.3アシストと平均2.3ターンオーバーという数字からも明らかだ。
また、マブズの平均107.8点はリーグワースト、3ポイント成功率30.3%は29位、平均24.6アシストは26位、平均16.4ターンオーバーは22位と、チーム全体でオフェンス構築に苦しんでいる。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、マブズはフラッグに多くを求めすぎていると指摘する。
「彼は新人で、まだNBAのプレーを学んでいる最中なんだ。フラッグが素晴らしい選手になることは間違いない。でも、ポイントガードでないルーキーに、すぐにその役割を求めるのは無理がある」
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10日にホームでミルウォーキー・バックス戦に敗れたマブズは、翌11日にニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)の解雇を発表した。ウエスタン・カンファレンス13位タイ(3勝9敗)に沈む状況を打破できなければ、キッドHCの立場も決して安泰ではない。
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