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八村塁が15得点、7リバウンド!オールスタービッグマンのゴベア相手に奮闘するも、ウィザーズは…

秋山裕之

2020.02.29

八村はオールスター後、5試合連続2桁となる15得点、7リバウンドをマークした。(C)Getty Images

 2月28日(日本時間29日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはウエスタン・カンファレンスのチーム相手とのアウェー4連戦がスタート。初日はヴィヴィント・スマートホーム・アリーナでユタ・ジャズと対決した。

 今年のオールスターに2人(ルディ・ゴベア、ドノバン・ミッチェル)を送り込み、ウエスト上位の戦績を残すジャズだが、球宴後は4連敗と失速。プレーオフのシード順争いに向けて、この試合は負けられない一戦に。

 両チームが前回対戦したのは1月12日。ウィザーズは前半終了時に66-55とリードしていたものの、後半に逆転されて116-127で敗戦。ただ、この試合では八村とミッチェルがプレーしていなかったため、この日は両チームともベストメンバーによる一戦となった。

 キャリア初のジャズ戦を前に、マッチアップするボーヤン・ボグダノビッチ、ゴベアに対して「相手はホームで流れに乗りやすいと思うので、ディフェンスが鍵になると思います」と語った八村は、第1クォーター残り10分59秒にティップインで初得点をあげると、その1分後にはオフェンシブ・リバウンド争いからボールを手にして慎重に右フックショットを成功させた。
 
 だが連敗を止めたいジャズは、ミッチェルがドライブから八村の目の前で強烈なワンハンドダンクを叩き込むなど、ウィザーズを攻め立てる。その後ダービス・ベルターンスがイアン・マヒンミと代わってコートに入ると、八村はゴベアとマッチアップ。216㎝のゴベアに対して八村は203㎝と、10㎝以上の身長差があるものの、八村はフィジカルコンタクトを仕掛けてゴベアとのポジショニング争いに応戦。残り約3分には相手のパスを読み切ってスティールし、そのまま持ち込んでボースハンドダンクを決める好プレーも見せた。

 第2クォーター、八村は残り8分23秒にコートへ戻り、ベースライン左側から攻めるもターンオーバーを犯してしまう。しかしすぐに気持ちを切り替え、ペイントエリアへ持ち込んでジャンパー。残り5分32秒には右45度付近から3ポイントをねじ込む。

 ジャズは先日、ブルックリン・ネッツが講じたように、ブラッドリー・ビールだけロイス・オニールが密着マークをする"ボックス&ワン"も織り交ぜてウィザーズのリズムを崩し。リードを奪っていく。

 だがウィザーズは前半終盤にビールが2本連続で長距離砲を決め、60-58と逆転して試合を折り返す。八村は17分41秒プレーして11得点、4リバウンド、3スティール、フィールドゴール83.3%(5/6)、3ポイント100.0%(1/1)を記録した。