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NBA

カーHCが八村塁を称賛!第3クォーターに10得点の集中砲火で、約6年ぶりのウォリアーズ撃破に大貢献

秋山裕之

2020.03.02

15得点の八村はFGを8本中4本決め、フリースローも7本中6本成功と高確率でシュートを沈めた。(C)Getty Images

15得点の八村はFGを8本中4本決め、フリースローも7本中6本成功と高確率でシュートを沈めた。(C)Getty Images

 3月1日(日本時間2日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地チェイス・センターに乗り込み、ゴールデンステイト・ウォリアーズとの今季2戦目に臨んだ。

 直近5試合で4敗を喫しているウィザーズに対して、この日のウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソンに加えてドレイモンド・グリーン(体調不良)も不在。さらにケボン・ルーニー、カイ・ボウマンも体調不良で欠場と、戦力不足で戦うことに。

 前回の対戦では3ポイントを高確率で沈めたウォリアーズだが、この試合はなかなかショットが決まらない。対するウィザーズは、2月にリーグトップの平均36.2点を叩き出したブラッドリー・ビールが5本連続で長距離砲を放り込むなど、第1クォーターだけで22得点を奪い、ウィザーズはリードを手にしていく。

 八村はドラガン・ベンダーとマッチアップ。最初のポゼッションでドライブからフックショットを決められるも、残り約8分にディフェンシブ・リバウンドを拾い、相手のタイミングをずらしてフックショットを成功。だがその後は左ベースラインからファウルを誘うプレーを見せるも笛は吹かれず、ショットミスに終わる。

 第2クォーター、八村はセンターとしてスタートから出場。序盤に積極的なドライブからリング下へ持ち込んでショットを決め、この日4得点目をマークする。
 
 残り7分43秒にいったんベンチへ下がり、残り3分35秒で再びコートに立った八村だが、ウィザーズはビールが徹底マークに遭い、ウォリアーズに同点に追いつかれてしまう。それでも、トーマス・ブライアントのダンク、シャバズ・ネイピアーの5連続得点、さらにはビールの長距離砲で再び引き離し、63-57の6点リードで試合を折り返した。

 絶好調のビ―ルは3ポイント75.0%(6/8)を放り込む活躍で計27得点。八村は15分39秒出場し、パワフルなエリック・パスカルへのディフェンスに苦しむも、4得点、5リバウンド、1アシスト。フィールドゴール50.0%(2/4)を記録した。

 第3クォーター、ウィザーズは31-19とウォリアーズを突き離し、大量リードを奪うことに成功。その中心となったのは、これまで後半に入ると失速傾向にあった八村だった。同クォーター中盤にリング下で何度もファウルをもらってフリースローを成功させ、残り約6分には右コーナー付近から3ポイント、残り約5分にはビールのレイアップミスを拾い、ボースハンドダンクを叩き込んでこのクォーターだけで10得点と活躍。

 最終クォーターも残り8分58秒から出場し、約7分プレー。このクォーターではビールとダービス・ベルターンスがオフェンスを牽引し、終始2桁リードをキープしたウィザーズが124-110で勝利。2014年1月以来、約6年ぶりにウォリアーズを撃破した。
 

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