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NBA

“レブロン以前”のNBAトップオールラウンダーが語るキャリアの後悔と、時を経て得た気づき「自分自身を褒めてあげるべき」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2026.08.14

引退後はアメリカ代表のマネージングディレクターを務めるなどバスケ界に貢献。稀代の名手の後悔とは?(C)Getty Images

引退後はアメリカ代表のマネージングディレクターを務めるなどバスケ界に貢献。稀代の名手の後悔とは?(C)Getty Images

 近年のNBAはハイペース化とともに、ポジションレス化が進んでいる。オールラウンダーも当たり前の時代となったが、レブロン・ジェームズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が出現する以前にその筆頭格だったのが、グラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)だ。稀代の万能戦士が、自身のキャリアにおける後悔を吐露している。

 1994年のドラフト全体3位指名でピストンズ入りしたヒルは、1年目からエースの座に就き、いきなりオールスターに出場。平均19.9点、6.4リバウンド、5.0アシスト、1.77スティールをあげてダラス・マーベリックスのジェイソン・キッドとともに新人王に輝いた。

 翌シーズンからは5年連続で平均20点超え、1999-2000シーズンにはキャリアハイの平均25.8点をマーク。リーグを代表する看板選手として君臨した。

 しかし、オーランド・マジックへ移籍した2000年に足首を骨折。以降は度重なる足首の故障に苦しめられ、徐々に輝きを失っていった。2007年に加入したフェニックス・サンズではロールプレーヤーとして5年間奮闘するなど、40歳までプレーを続けたが、2013年、最後はロサンゼルス・クリッパーズで静かに引退した。
 
 2018年にバスケットボール殿堂入りを果たしているヒルだが、ケガさえなければ、NBA史において今以上の地位を築いていたことは間違いないだろう。

 人気ポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』に出演した際、2021年に発表され、自身は選出されなかったNBA75周年記念チームについて言及した。

「自分にはレガシーを残すチャンスがあった。そして、ある程度は残せたと思っている。素晴らしいキャリアだった。ただ、本当の意味で“特別中の特別”になれるチャンスがあったんだ。

 NBA75周年記念チームが発表された時、(選ばれなかったメンバーとして)T-MAC(トレイシー・マッグレディ)やヴィンス(カーター)、ドワイト(ハワード)、カイリー(アービング)たちの名前が挙がっていた。どこか自分を守るために『まあ、わかる。私はケガをしたし、最後まで全盛期を全うできなかったから』と言い聞かせていた。バスケットボール殿堂は大学時代の実績も考慮されるから入れたけれど、NBAでの実績だけを切り取れば、あのリストに入るには十分ではなかったんだと、自分を納得させていた」

 もっとも、その後に強烈に悔しさを味わう出来事があったという。
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