現地時間9月2日(日本時間3日)、リトアニア系メキシコ人で、アメリカの億万長者でもあるダニエル・ルベツキーがホストを務める番組『Build or Break』に、クリス・ポール(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)がゲスト出演した。
41歳のポールは、今年2月に引退を表明。現役生活21年はポイントガード(PG)ではNBA歴代最長で、近い将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
レギュラーシーズン通算1万2552アシストと2728スティールでNBA歴代2位に立つ名PGは、オールスターに12度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度選出され、75周年記念チームにも選ばれた。
さらに、アシスト王に5度、スティール王に6度輝いた"ポイント・ゴッド"は、30歳を超えてからもトップレベルで長く活躍してきた。その一方、キャリア最後の4シーズンは毎年所属チームが変わっていた。
慈善家で作家、そして実業家としての顔も持つルベツキーは、番組内でポールがそういった環境下にどのように適応していたのかに着目。ポールはこのように答えている。
「そう言ってもらえるなんて驚きだね。僕は長い間この世界に身を置いてきたから、どんな状況であれ、どう振る舞えばいいかは心得ている。20年の歳月の中で、実に多くのチーム、数え切れないほどのロッカールームを経験してきたから」
ポールは現役時代、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)を皮切りにクリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、サンアントニオ・スパーズでプレーしてきた。
ホーネッツ時代には平均20点以上を記録したが、クリッパーズ移籍後はパサーとしてはもちろん、コート内外でリーダー役を務め、チームに求められること、勝つために必要なことを全うした。
「コートの端から端まで誰よりも速く走れた時期もあったけど、自分のプレースタイルは変わっていったんだ。自分が進化したのもあるし、チームメイトが変わってそれぞれの個性も変化し、チームから求められる役割も変わっていったんだ」とポールは振り返る。
そしてキャリア晩年に在籍したサンズ時代とスパーズ時代を次のように語っていた。
「フェニックスで、僕はゲームをコントロールする役割を担っていた。デビン・ブッカーやミケル・ブリッジズ、ディアンドレ・エイトンへボールを供給しつつ、第4クォーターには自分で積極的に点を重ねるスタイルだったよ。
サンアントニオでも状況は同じだったね。非常に若いチームで、チームメイトにはウェンビー(ヴィクター・ウェンバンヤマ)という、これまでプレーしたどの選手とも異なる特別な存在がいた。そこ(それぞれのチーム)で協力し合う姿勢が求められるんだけど、それはビジネスの世界でも同じことさ」
高度なバスケットボールIQの持ち主で、PGに必要なスキルをすべて兼ね備えていたポールは、どのチームでも勝利のために尽力してきた。稀代の名司令塔が今後、どのような道へ進むのか注目される。
文●秋山裕之(フリーライター)
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41歳のポールは、今年2月に引退を表明。現役生活21年はポイントガード(PG)ではNBA歴代最長で、近い将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
レギュラーシーズン通算1万2552アシストと2728スティールでNBA歴代2位に立つ名PGは、オールスターに12度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度選出され、75周年記念チームにも選ばれた。
さらに、アシスト王に5度、スティール王に6度輝いた"ポイント・ゴッド"は、30歳を超えてからもトップレベルで長く活躍してきた。その一方、キャリア最後の4シーズンは毎年所属チームが変わっていた。
慈善家で作家、そして実業家としての顔も持つルベツキーは、番組内でポールがそういった環境下にどのように適応していたのかに着目。ポールはこのように答えている。
「そう言ってもらえるなんて驚きだね。僕は長い間この世界に身を置いてきたから、どんな状況であれ、どう振る舞えばいいかは心得ている。20年の歳月の中で、実に多くのチーム、数え切れないほどのロッカールームを経験してきたから」
ポールは現役時代、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)を皮切りにクリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、サンアントニオ・スパーズでプレーしてきた。
ホーネッツ時代には平均20点以上を記録したが、クリッパーズ移籍後はパサーとしてはもちろん、コート内外でリーダー役を務め、チームに求められること、勝つために必要なことを全うした。
「コートの端から端まで誰よりも速く走れた時期もあったけど、自分のプレースタイルは変わっていったんだ。自分が進化したのもあるし、チームメイトが変わってそれぞれの個性も変化し、チームから求められる役割も変わっていったんだ」とポールは振り返る。
そしてキャリア晩年に在籍したサンズ時代とスパーズ時代を次のように語っていた。
「フェニックスで、僕はゲームをコントロールする役割を担っていた。デビン・ブッカーやミケル・ブリッジズ、ディアンドレ・エイトンへボールを供給しつつ、第4クォーターには自分で積極的に点を重ねるスタイルだったよ。
サンアントニオでも状況は同じだったね。非常に若いチームで、チームメイトにはウェンビー(ヴィクター・ウェンバンヤマ)という、これまでプレーしたどの選手とも異なる特別な存在がいた。そこ(それぞれのチーム)で協力し合う姿勢が求められるんだけど、それはビジネスの世界でも同じことさ」
高度なバスケットボールIQの持ち主で、PGに必要なスキルをすべて兼ね備えていたポールは、どのチームでも勝利のために尽力してきた。稀代の名司令塔が今後、どのような道へ進むのか注目される。
文●秋山裕之(フリーライター)
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