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NBA

海外出身NBA選手のモデルケース?ロシアが生んだ“万能戦士”キリレンコが協会会長に上り詰めるまで

小川由紀子

2020.04.14

ロシア人選手として初のドラフト1巡目指名を受けたキリレンコ。NBA入り後すぐに頭角を現わし、数々の記録を打ち立てた。(C)Getty Images

ロシア人選手として初のドラフト1巡目指名を受けたキリレンコ。NBA入り後すぐに頭角を現わし、数々の記録を打ち立てた。(C)Getty Images

 世界一の競技人口を誇るバスケットボール。その最高峰リーグであるNBAには世界中から優れたプレーヤーが集結し、特に2000年代以降は外国籍選手の数も飛躍的に増加した。では、NBAで活躍した欧州プレーヤーたちはその後、どのようなキャリアをたどっているのか。第一線を退いた彼らの今をシリーズで紹介しよう。

 1999年のドラフトでユタ・ジャズから1巡目24位で指名を受けたロシア人のアンドレイ・キリレンコは、当時18歳と132日。アメリカ国外のプレーヤーとしては史上最年少のドラフト指名選手となった。

 ロシアの強豪CSKAモスクワとの契約を終え、2001-02シーズン、ジャズでNBAデビューを果たすと、それから10年間チームの屋台骨として活躍。華やかなシュートで魅せるといったタイプではなかったが、スティールやブロックをはじめとしたディフェンスや、頭脳的なプレーで息の長いキャリアを送った。

 2004年にはオールスター、2006年にはオールディフェンシブ1stチームに選出されているが、それに加えて彼のキャリアを語る上で欠かせない功績が2つある。
 
 ひとつは2004-05シーズンのブロック王だ。このシーズンはケガで長期の欠場を強いられたが、41試合で平均3.32ブロックという驚異的な数字をマーク。メインポジションがスモールフォワードでありながらの同タイトル受賞は、史上初の快挙だった。

 そしてもうひとつは、1試合で得点・リバウンド・アシスト・スティール・ブロックの5部門を5ポイント以上マークする、5×5(ファイブ・バイ・ファイブ)を3回達成していること。これはヒューストン・ロケッツで活躍したアキーム・オラジュワンの6回に次ぐ、歴代2位の記録だ。さらにキリレンコは、5部門で6ポイント以上の6×5を、史上唯一、延長なしの試合で達成している(オラジュワンはオーバータイムの試合で達成)。

 ちなみにこれは2006年1月のロサンゼルス・レイカーズ戦(14得点、8リバウンド、9アシスト、6スティール、7ブロック)での快挙だったが、キリレンコは2007年11月のレイカーズ戦でもトリプルダブル(20得点、11リバウンド、11アシスト)をマーク。そして引退後の2016年3月、ジャズのホームで行なわれたレイカーズ戦の際に、功績を讃えられるセレモニーが催され、何度もしのぎを削ったコビー・ブライアントから温かい拍手を受けた。そんな、なにかと縁があるロサンゼルスに現在は居を構え、母国モスクワと行き来している。
 
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引退後すぐに第2のキャリアを歩みだす

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