バスケW杯

日本、W杯2連敗で2次ラウンド進出が絶望的に…八村塁の奮闘も実らず、チェコに力負け

ダンクシュート編集部

2019.09.03

豪快なダンクを決め雄たけびを上げる八村。21得点と奮闘したが勝利には届かなかった。⒞Getty Images

FIBAワールドカップ・1次ラウンド/9月3日(火)
日本 76-89 チェコ
日本 |18|22|15|21|
チェコ|18|27|19|25|

 9月3日に行なわれたFIBAワールドカップ2019の1次ラウンド第2戦で、日本はFIBAランキング24位のチェコと対戦し、76-89で敗戦。エースの八村塁はチーム最多の21得点(フィールドゴール8/12、3ポイント0/1、フリースロー5/8)、6リバウンド、4アシストと奮闘したものの、初戦に続き黒星を喫し、2次ラウンド進出が絶望的な状況となった。

 日本は2日前のトルコ戦から先発メンバー2人を入れ替え、田中大貴と馬場雄大のアルバルク東京コンビをスターターに起用した。序盤はチェコ唯一のNBAプレーヤーであるトーマス・サトランスキー(ブルズ)に対して馬場が徹底マークを見せ、攻撃では田中の長距離砲などで一進一退の攻防を披露。18-18の同点で第1クォーターを終える。
 続く第2クォーターはチェコに高確率で3ポイントを決められ、追いかける展開に。それでも日本は八村が前戦に続き徹底マークを受けるなか、渡邊雄太や比江島慎のドライブから活路を見出し、40-45で後半に望みをつないだ。

 勝負の後半はエースの八村が本領を発揮。インサイドでファウルを受けながらの得点やダンクを連発し、後半だけで13得点とチームを牽引する。しかし勝負所のターンオーバーに加え、相手の縦横無尽な攻撃を封じられず、最後は13点差で敗戦。3年前にオリンピックの世界最終予選で敗れた相手に、リベンジを果たすことはできなかった。

 初出場のチェコにW杯初勝利を献上した日本は、各グループ上位2チームが進める2次ラウンド進出の芽がほぼ消滅した。そして1次ラウンド最終戦となる次戦では、前回王者のアメリカと激突。苦境に立たされた"アカツキファイブ"が、NBAのスター軍団を相手にどんな戦いを見せるのか注目だ。

文●ダンクシュート編集部
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