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NBA

「次世代スター」の育成を託されたブライアン・ショウ。GリーグのセレクトチームHCに就任

秋山裕之

2020.06.10

Gリーグのセレクトチームの指揮官に抜擢されたショウ。未来のスターたちをしっかりと育て上げ、NBAに送り出すことができるか。(C)Getty Images

Gリーグのセレクトチームの指揮官に抜擢されたショウ。未来のスターたちをしっかりと育て上げ、NBAに送り出すことができるか。(C)Getty Images

 来季から新たにGリーグ(NBA下部リーグ)に参戦するセレクトチームのヘッドコーチ(HC)として、ブライアン・ショウ(元マイアミ・ヒートほか)が就任に合意したと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたのが6月1日(日本時間2日、日付は以下同)。あれから約1週間が経過した9日、元NBA選手で、引退後はサクラメント・キングスでフロントを務めた経験を持つGリーグの会長、シャリーフ・アブドゥル・ラヒーム(元バンクーバー・グリズリーズほか)が、ショウの指揮官就任を正式に発表した。

「ブライアンは選手、コーチの両方で豊富な経験と成功を収めてきたので、Gリーグの新チームのHCに選ぶのは自然な流れだった。我々はブライアンのリーダーシップの下、素晴らしい才能を持つ若手選手たちがスキルを伸ばし、プロフェッショナルとして成長を遂げていく過程を見ることを楽しみにしている」
 
 ショウはコンボガードとしてNBAで計14シーズンプレーし、通算943試合(うち先発は361試合)で平均23.0分、6.9点、3.4リバウンド、4.2アシストをマーク。2000~02年にかけては、ロサンゼルス・レイカーズで3連覇を経験した実績を持っている。

 引退後はコーチに転身し、2004-05から2010-11シーズンまでレイカーズ(2009、10年に2連覇)、2011-12シーズンはインディアナ・ペイサーズでそれぞれアシスタントコーチ(AC)を歴任。2013-14シーズンから2014-15シーズン途中まではデンバー・ナゲッツでHCとして指揮を執り、通算56勝85敗(勝率39.7%)の成績を残した。

 レイカーズの選手として3個、コーチとして2個と、計5個のチャンピオンリングを持つショウ。昨季までの3シーズンも、レイカーズでルーク・ウォルトン前HC(現キングスHC)の下でアソシエイトHCを務めており、コーチング経験も豊富だ。

「新たなGリーグチームの指揮官に就任したことに興奮している」と切り出したショウは、「今回の仕事は私のキャリアにおいて新しく、これまでとは異なるチャレンジとなる。メンター、そしてコーチとして、次世代のNBAスターたちを育てていく準備はできているよ」と、新たな役職への意気込みを口にした。
 
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