NBA

ジョン・ウォールが東京五輪出場に意欲「プレーする機会を手に入れたいのは当然さ」

秋山裕之

2020.06.18

ウォールはこれまで、アメリカ代表のキャンプには何度か参加したものの、国を背負ってプレーしたことはない。(C)Getty Images

 6月17日(日本時間18日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズの司令塔、ジョン・ウォールがインスタライブで『ESPN』の「The Undefeated」へ出演し、インタビューに応じた。

 アキレス腱の部分断裂から来季復帰すべく、リハビリとトレーニングに励むウォールは、7月30日からフロリダ州オーランドで再開するNBAの今季"第二幕"に向けて、ウィザーズがフリーエージェント(FA)のデマーカス・カズンズと契約することを提案。

 ウォールとカズンズはケンタッキー大の同期で、親友としても知られるガードとビッグマン。カズンズはFAとなった昨夏、ロサンゼルス・レイカーズと1年契約を結ぶも、左ヒザ前十字靭帯断裂のため長期離脱。レイカーズはマーキーフ・モリスと契約するため、今年2月にカズンズを解雇していた。

 大ケガからの復帰ということもあり、再発の不安はあるものの、208㎝・122㎏のカズンズはキャリア平均21.2点、10.9リバウンド、3.2アシスト、1.4スティール、1.2ブロックを記録する実力派ビッグマンだ。
 
 オールスター4度、オールNBAチーム2度の選出に加え、2014年にはFIBAワールドカップ、16年にはリオ・デジャネイロ五輪でアメリカ代表として出場し、金メダルを手にしたように、国際経験が豊富な点も頼もしい。

「いいかい、俺はこれまで(カズンズと一緒にプレーできるように)プッシュしてきたんだ。5年くらいずっとね。今すぐにでも彼とサインしたいんだ」と、ウォールはインスタライブを通してチームへアピールしていた。

 イースタン・カンファレンス9位のウィザーズ(24勝40敗/勝率37.5%)は、8位のオーランド・マジック(30勝35敗/46.2%)を5.5ゲーム差で追う展開で第二幕に臨む。ロースターの枠が1つ空いているため、ペイントエリアで存在感を見せつつ、プレーメーカーとしても能力を発揮できるカズンズが加われば面白いことになるだろう。

 また、ウォールは東京五輪が来年7月に延期されたことを受けて、オリンピックでプレーすることに興味があるかと聞かれて「当然さ」と切り返した。