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NBA

"ブレイクシーズン"を送るイングラムが再開へ意気込み!逆転でのプレーオフ進出に向け、"ソフトな対戦日程"も追い風に

秋山裕之

2020.07.10

初のオールスター出場を果たすなど新天地で才能を開花させたイングラム。プレーオフの大舞台へとチームを導けるか。(C)Getty Images

初のオールスター出場を果たすなど新天地で才能を開花させたイングラム。プレーオフの大舞台へとチームを導けるか。(C)Getty Images

 今季から新天地ニューオリンズ・ペリカンズでプレーするブランドン・イングラムは、キャリア4年目で自己最高のシーズンを送っている。

 ここまで全試合でスターターとして56試合に出場し、いずれもキャリアハイとなる平均24.3点、6.3リバウンド、4.3アシストをマーク。12月末には自身初の週間最優秀選手に選ばれ、2月には念願のオールスター出場も果たした。

 昨年の11~12月にはフランチャイズ史上ワーストとなる13連敗を喫したチームも、イングラムやドリュー・ホリデーといった主力はポジティブな姿勢を貫き、徐々に巻き返しに成功。1月下旬に大型ルーキーのザイオン・ウィリアムソンがデビューを飾ってからは20試合で11勝9敗と勝ち越しており、シーズン中断時点で28勝36敗(勝率43.8%)、8位のメンフィス・グリズリーズ(32勝33敗/勝率49.2%)に3.5ゲーム差まで迫って、7月30日(日本時間31日、日付は以下同)から始まる今季の第二幕を迎える。
 
 今季終了後に制限付きフリーエージェント(FA)となるイングラムに関しては、その去就についても注目されるところ。昨年12月に『ESPN』のザック・ロウ記者が「彼はMAX契約を狙いにいくだろうね。私はそのことについて疑問に思うことはない」と話しており、22歳のフォワードはキャリアの中で重要な時期を迎えていることは間違いない。

 フロリダ州オーランドの“バブル”(リーグによって隔離された空間)でプレーすることにより、新型コロナウイルスの感染や故障のリスクもあるが、7月6日に行なわれたメディア会見で、イングラムは「ウイルスについて俺は心配していない」と語っている。

「チームメイトたちは俺が(プレーすることを)疑問に思ったりはしていないと知ってるからね。結局のところ、俺はバスケットボールがプレーしたかったのさ。コートに出て、チームメイトたちに自分が110%の状態なんだと知らせるだけ。俺はバブルにいなきゃならないんだ。それを疑問に思うことはなかったね」
 

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