専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

“ロッカールームでの大喧嘩”が起爆剤に!セルティックスが第3戦に勝利し、シリーズ1勝2敗と反撃の狼煙

ダンクシュート編集部

2020.09.21

大喧嘩の中心にいたスマート(右)は、第3戦で20得点と大活躍。(C)Getty Images

大喧嘩の中心にいたスマート(右)は、第3戦で20得点と大活躍。(C)Getty Images

 9月19日(日本時間20日)に行なわれたボストン・セルティックスとマイアミ・ヒートによるイースタン・カンファレンス決勝第3戦は、セルティックスが117-106で快勝。ようやくシリーズ初白星をあげたが、この勝利の背景には、セルティックスのロッカールームで発生した“大喧嘩”が大きな役割を果たしたと言っていいだろう。

 遡ることこの2日前、17日の第2戦にセルティックスは101-106と惜敗。シリーズ2連敗となったこの試合後、セルティックスのロッカールームでは選手たちの怒号とそれを落ち着けようとするブラッド・スティーブンス・ヘッドコーチ(HC)の声、さらには様々な物や椅子までもが飛び交う状況にあったという。

 深夜まで続いたこの騒動は、最終的にスティーブンスHCが口論の中心にいたジェイレン・ブラウンとマーカス・スマート、そして主力のジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカーと話し合い、場を収めたとのこと。その後は全員が「チームの間に亀裂はない」と話していたものの、プレーオフという舞台での問題発生、そしてシリーズ0勝2敗という対戦成績から、セルティックスの戦況は絶望的かと思われていた。
 
 しかし、この事件で気持ちをぶつけあったことが良い方向に転がったか、冒頭の通り第3戦に勝利。前述の4人全員が20得点超えをマークし、ヒートに一度もリードを許さない見事な試合運びだった。

『TNT』の『Inside the NBA』に出演したドレイモンド・グリーンもこの問題に触れ、「強いチームの方が、弱いチームより口論する場面は多い」とコメント。問題をなあなあにせずしっかりと話し合い、時に感情的になりながらも解決策を導き出すのが強いチームだと話し、セルティックスのチーム内には何の軋轢もないとの見解を示した。

 問題を乗り越え、チームとしてよりまとまった感のあるセルティックス。はたしてこのままシリーズを逆転し、ファイナルへとたどり着くことができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号