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NBA

【欧州バスケ界の“仁義なき戦い”・前編】FIBAヨーロッパの暗躍により、ユーロリーグとBCL、欧州にふたつのコンペティションが誕生

小川由紀子

2020.09.21

欧州にあるもうひとつのコンペティション、BCL。ユーロリーグに比べ知名度は今ひとつだが、そもそもなぜユーロリーグがあるにもかかわらず創設と相成ったのか。(C)Getty Images

欧州にあるもうひとつのコンペティション、BCL。ユーロリーグに比べ知名度は今ひとつだが、そもそもなぜユーロリーグがあるにもかかわらず創設と相成ったのか。(C)Getty Images

 “バスケットボール・チャンピオンズリーグのファイナル8、9月30日からアテネで開催!”

 これを聞いて、「お!いよいよか!」「今年はどうなる?」などと胸を躍らせる人は、それほど多くないだろう。

 そもそも、バスケットボール・チャンピオンズリーグの存在自体、知らない人が大半のはずだ。そしてそういった現状は、開催地から遠く離れた日本だけでなく、その舞台となるヨーロッパでもあまり変わらない。

 バスケットボール・チャンピオンズリーグ、通称BCLは、2016-17シーズンから始まった新しいコンペティションだ。主催しているのは、国際バスケットボール連盟FIBAのヨーロッパ部門であるFIBAヨーロッパ。名前から想像できるように、サッカーのチャンピオンズリーグをモデルとした、“クラブ間のハイレベルなコンペティション”というのが、この大会の構想だ。
 
 と、そこで沸くのが「それならユーロリーグがあるのに、なんでいまさら?」という疑問。ユーロリーグはもはや、バスケットボール界ではNBAに次ぐレベルとして世界中で定着している。

 しかしそのユーロリーグこそが、かつてはFIBAヨーロッパが主催する大会だった。創立は1958年。当時はFIBAヨーロピアン・チャンピオンズカップと呼ばれ、1991年からはFIBAヨーロピアンリーグと名称を変更。その後はFIBAユーロリーグとも呼ばれていた。

 そんななか、2000年に改革が起きる。オリンピアコス、レアル・マドリー、バルセロナ、タウ・セラミカといった欧州を代表するビッグクラブが中心となって“ユーロリーグ・バスケットボール”というプライベートカンパニーを立ち上げ、独自のコンペティションをスタートさせたのだ。

 新会社は、2000-01シーズンからスタートさせたその新たなコンペティションに、“ユーロリーグ”という名称を使った。FIBAがこの名前を商標登録していなかったため、法的な問題がなかったからだ。よって表向きは、こちらの新生ユーロリーグが、あたかもそれまでのコンペティションを継続している大会のように見えた。
 
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欧州最高峰リーグの運営権を奪い返すべく、虎視眈々と計画を練るFIBAヨーロッパ

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