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NBA

ビールのトレードの“噂”をウィザーズGMが完全否定。ベルターンスとの再契約も楽観視?

秋山裕之

2020.11.18

昨季はキャリアハイとなる平均30.5点をマークしたビール。(C)Getty Images

昨季はキャリアハイとなる平均30.5点をマークしたビール。(C)Getty Images

 11月17日(日本時間18日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)がオンライン会見を行なった。

 ドラフトを翌日に控えたこの日、シェパードGMは昨季終了後から幾度となく噂が渦巻いていたブラッドリー・ビールのトレードについて「彼はどこにも行ったりはしない」と完全否定。

 ウィザーズは今年のドラフトで1巡目9位、2巡目37位の指名権を持っており、昨年指名した八村塁のように、チームにフィットする即戦力を指名することが期待されている。

 そして20日から始まるフリーエージェント(FA)選手との交渉スタートならびに22日の契約解禁に向けて、ウィザーズが誇るジョン・ウォールとビールのバックコートデュオの存在をポイントとしてあげた。

「あの2人がいることで、我々はフリーエージェントの選手たちをこのチームへと勧誘することができるだろう。彼らはすでにダービス(ベルターンス)がこのチームこそベストな場所なんだと分かっているんだと確認しているところだ」
 
 アキレス腱断裂のため、昨季を全休したウォールは順調に回復しており、今季はトレーニングキャンプからチームに合流できる見込みで、2シーズンぶりにビールとの共演が期待されている。

 ウィザーズはベルターンス、シャバズ・ネイピアー、イアン・マヒンミ、ゲイリー・ペイトン二世といった選手たちが制限なしFAになるのだが、最優先事項は昨季チーム2位の得点源となったベルターンスとの再契約だろう。

 キャッチ&シュート、プルアップの両方で長距離砲をリングへ射抜くベルターンスのようなシューターは、ウォールのドライブとキックアウトの能力を考えればチームに不可欠な存在だからだ。

 キャリア4年目となった昨季、ベルターンスは平均15.4点、4.5リバウンド。1.7アシストに加えて3ポイント42.4%(平均3.7本成功)を残した。成功率はリーグ6位で、成功数も200本でリーグ8位と、いずれもリーグトップ10に名を連ねた。
 

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