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NBA

ブレイザーズのカーメロがベンチスタートを快諾「チームのためであり、必要とされていること」

秋山裕之

2020.12.05

初のベンチスタートについてカーメロは「それがチームにとってベストな状況だから、有効に生かしていくだけ」と意気込みを語った。(C)Getty Images

初のベンチスタートについてカーメロは「それがチームにとってベストな状況だから、有効に生かしていくだけ」と意気込みを語った。(C)Getty Images


 今週、ポートランド・トレイルブレイザーズのテリー・ストッツ・ヘッドコーチは、2020-21シーズンを迎えるにあたり、デイミアン・リラード、CJ・マッカラム、デリック・ジョーンズJr.、ロバート・コビントン、ユスフ・ヌルキッチをスターターとして起用する意向だと語った。

 ブレイザーズ最古参で在籍9年目のリラードと8年目のマッカラムはリーグ有数のバックコートデュオで、この2枚看板のスターター起用は当然。昨季の第二幕で左足の大ケガから戦列復帰したヌルキッチも、シーディングゲーム(順位決定戦)、プレーオフを通して献身的な働きを見せており、不動の先発センターとなっている。

 一方、両フォワードのスターター候補として指揮官が挙げたのは、いずれも新加入のジョーンズJr.とコビントンだった。前者は198㎝・95㎏と細身ながら、抜群の跳躍力を持ち、昨季はオールスターのスラムダンクコンテストで優勝したアスリートで、後者はディフェンスに定評がある万能型フォワードだ。

 ベンチにはアンファニー・サイモンズ、ゲイリー・トレントJr.、ロドニー・フッド、エネス・カンターがおり、足首を手術したビッグマンのザック・コリンズも、1月中旬に復帰する見込みのため、選手層は厚くなった。
 
 気になるのは再契約を結んだ大ベテラン、カーメロ・アンソニーの起用法だ。昨季序盤にチームへ加入したフォワードは、平均15.4点、6.3リバウンド、1.5アシストをマークしてプレーオフ進出に貢献した。

 ロサンゼルス・レイカーズとのプレーオフでも、平均15.2点、5.0リバウンド、2.0アシスト、1.0スティールを奪取。第5戦ではミドルレンジゲームからキレのある動きでショットを次々と放り込み、27得点を奪ってみせた。

 キャリア18年目の今季、NBA歴代15位の通算2万6446得点を記録する36歳の元オールスターは、ベンチスタートとして起用されるのだが、12月4日(日本時間5日)の会見でチームからの要望に「従うことにした」と話し、こう続けた。

「それがこのチームのためであり、必要とされていること。これは俺がスターターであるべきかどうかという話じゃない。別に俺はそれを疑問に思っていないし、皆が問題だと思うことでもないと思う。それがこのチームにとってベストな状況だから、有効に活かしていくだけさ」
 

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