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八村塁の同期たちは2年目にどんな活躍を見せている?2019年ドラフト組の成績をチェック〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.02.12

八村をはじめ、1年目から活躍したたザイオン、モラント、ヒーローら2019年ドラフト組。2年目のシーズンで輝きを放っているのは?(C)Getty Images

 八村塁が日本人として史上初の1巡目指名を受け、大きな話題を呼んだ2019年のNBAドラフト。ワシントン・ウィザーズで先発の座を掴んだ日本の至宝は、1年目にオールルーキー2ndチームに選ばれる活躍を見せ、現在2年目のシーズンを戦っている。

 では、そのほかの19年ドラフト組たちは2年目の今季、どのようなシーズンを送っているのか。オールルーキーチームに選ばれた10人を中心に、1年目との成績を比較してみた。

■2019-20 オールルーキー1stチーム
※P=平均得点、R=同リバウンド、A=同アシスト。成績は2月10日時点。

ザイオン・ウィリアムソン(1巡目1位/ペリカンズ/PF)
1年目:P22.5/R6.3/A2.1→2年目:P23.8/R7.0/A2.9

ジャ・モラント(1巡目2位/グリズリーズ/PG)
1年目:P17.8/R3.9/A7.3→2年目:P18.3/R2.3/A7.7

ブランドン・クラーク(1巡目21位/グリズリーズ/PF)
1年目:P12.1/R5.9/A1.4→2年目:P13.3/R5.8/A1.6

エリック・パスカル(2巡目41位/ウォリアーズ/PF)
1年目:P14.0/R4.6/A2.1→2年目:P9.9/R3.0/A1.3

ケンドリック・ナン(ドラフト外/ヒート/PG)
1年目:P15.3/R2.7/A3.3→2年目:P13.1/R3.3/A2.4
 
 2019年のドラフトで全体トップ指名を受けたザイオンは、ルーキーシーズンは故障で出遅れ24試合の出場にとどまった。それでもひとたびコートに立てば持ち前の身体能力を武器に絶大なインパクトを残し、1stチームに選出。故障が癒えた2年目の今季は、主要3部門すべてで成績を伸ばしている。特にフィールドゴール(FG)成功率は昨季が58.3%、今季はリーグ7位の59.9%と、インサイドの支配力はさすが"怪物"といったところだ。

 ザイオンに次ぐ2位指名のモラントは1年目からチームの主軸を担い、新人王&1stチーム満票選出。勢いそのままに今季の開幕戦では自己最多の44得点を叩き出したが、3試合目に足首を痛めて約3週間離脱。1月16日に復帰して以降は全試合で2桁得点と、引き続きチームを牽引している。

 ゴンザガ大で八村とチームメイトだったクラークは、今季5試合目から先発に昇格。出場時間の増加により得点は増えた一方で、FG成功率は61.8%から48.8%へと下降しているのは気掛かりだ。2巡目指名から掘り出し物となったパスカルも全体的に成績がダウン。戦力が充実したウォリアーズの中で、出場時間が27.6から17.2と10分以上減らされている。ドラフト外からGリーグを経て成り上がったナンはクラークとは逆で、得点は下がったものの、FG成功率は43.9%から48.0%と効率面では上昇している。
 
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オールルーキー2ndチームの2年目は?

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