NBA

ウィザーズが直近7試合で6勝!八村塁は今季最長38分で20得点と好調を後押し〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.26

ナゲッツ戦で20得点、5リバウンドを記録した八村。チームは直近7試合で6勝と好調だ。(C)Getty Images

 2月25日(日本時間26日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはアウェー4連戦の最終日を迎え、デンバー・ナゲッツとの一戦に臨んだ。

 ウィザーズのスターターはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、モリッツ・ヴァグナーという過去6戦と同じ布陣。一方のナゲッツは、モンテ・モリス、ジャマール・マレー、ウィル・バートン、マイケル・ポーターJr.、ニコラ・ヨキッチが先発に名を連ねた。

 主にポーターJr.とマッチアップした八村は、序盤に相手のドライブをストップする好守を見せたものの、攻撃では3ポイントとリング下のショットをブロックされてしまう。
 
 それでも、第1クォーター中盤にウエストブルックのパスからアリウープを決めると、その後もブラッコ・チャンチャーを相手にクロスオーバーからのレイアップ、ミドルレンジジャンパーを立て続けにヒット。同クォーター終盤にはマレーのアタックに対して空中で身体を張ってノーファウルで抑えるなど、攻守で奮闘を見せる。

 続く第2クォーターでは、ヨキッチのブロックに遭い、残り約4分にはベースラインに追い込まれてターンオーバーとミスを連発。速攻からファウルで得たフリースロー1本だけにとどまり、前半は9得点、ウィザーズは2点リードで試合を折り返した。

 しかし、この日の八村は第3クォーターに見せ場が待っていた。1点差で迎えた残り約8分、左コーナーでボールを持ったポーターJr.へプレッシャーをかけてターンオーバーを誘発すると、その直後に左コーナーから3ポイントを成功。これを皮切りに以降の5分間で3本のダンクをお見舞いし、終盤にはプルアップからロングジャンパーも決めるなど、同クォーターだけで11得点を叩き出した。

 第4クォーターは4点のリードを許した残り9分5秒にコートイン。得点こそ記録できなかったものの、チームの主力として最後までコートに立ち続け、チーム最多かつ今季自己最長となる38分11秒をプレー。後半は終始7点差以内の攻防が繰り広げられるなか、試合を通してターンオーバーを前半の1本のみに抑える堅実な働きを見せた。
 
NEXT
PAGE
今季最長のプレータイムを記録し、好調のチームを牽引