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東京五輪

五輪4連覇のプレッシャーを力に変えるリラード「NBA選手は緊張状態にある時こそベストになる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.15

アメリカ代表として初めて五輪の舞台に立つリラード。抜群のシュート力と勝負強さで4連覇に導けるか。(C)Getty Images

アメリカ代表として初めて五輪の舞台に立つリラード。抜群のシュート力と勝負強さで4連覇に導けるか。(C)Getty Images

 キャリア9年目の今季、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは平均28.8点、7.5アシスト、3ポイント成功率39.1%(平均4.1本成功)という成績を残し、オールNBA2ndチーム入りを果たした。

 リーグ最高級のスコアリングガードとしての地位を確立した男は、プレーオフこそデンバー・ナゲッツの前に2勝4敗で敗れ、2年連続でファーストラウンド敗退となったものの、シーズン終了後にはアメリカ代表として東京オリンピックへ出場することをいち早く表明。

 7月6日からラスベガスでトレーニングキャンプを開始したアメリカ代表は、ここまで3試合のエキシビションゲームをこなして1勝2敗。ナイジェリアとオーストラリアに連敗してファンを心配させたが、3戦目にアルゼンチンに快勝したことで、チームは良い方向へ向かっていると言っていいだろう。

 14日にブレイザーズの番記者とのインタビューに応じたリラードは、アメリカ代表としてプレーすることについてこう話していた。
 
「オリンピアンになれるのが楽しみだ。これまで経験したことないことだからね。俺はこれまで、大きな意味のある試合でベストプレーヤーたちとプレーしたことがなかった。オールスターゲームでは何度かプレーしたけど、あれは公式戦ではないから。俺にとって、大きな舞台でベストプレーヤーたちと一緒にプレーすることは大きな意味を持つんだ。誰もが手に入れられる機会でもないから、すごく楽しみにしている」

 リラードはここまでのエキシビションゲームですべて先発を務めており、いずれも2桁得点をマーク。アメリカ代表にとって五輪4連覇は至上命題で、当然プレッシャーもあるだろうが、リーグ屈指のクラッチプレーヤーは意に介していない。

「いいプレッシャーさ。NBA選手というのは緊張状態にある時にこそベストになるんだ。別に俺たちが今その状態になっているわけじゃない。要は一丸となってプレーしていかなきゃいけないということさ。(大会中の)どこかの時点で、そうならざるを得ない時が来るだろう。でもそれもいいプレッシャーだよ。それこそ俺たちが世界のベストプレーヤーたちと戦ううえでやるべきことであり、勝たなければいけないということなんだ」
 
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