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「ルイは能力に満ち溢れている」ウィザーズの新指揮官が八村塁を高評価!「チームのレベルを数段上げてくれる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.21

新HCのアンセルドJr.は八村について「能力に満ち溢れている」と高く評価している。(C)Getty Images

 7月17日(現地時間)、ワシントン・ウィザーズはウェス・アンセルドJr.のヘッドコーチ(HC)就任を発表。その2日後にチームは就任会見を行なった。

 アンセルドJr.は昨年6月に他界したチームOBのウェス・アンセルドの息子で、2010-11シーズンまでの計14年間、ウィザーズでスカウトやアシスタントコーチ(AC)をこなしてきた。

 その後は複数のNBAチームでACを務めており、ここ6シーズンはデンバー・ナゲッツ、今季はアソシエイトHCとしてマイク・マローンHCの下で経験を積んできた。

 今季のウィザーズはイースタン・カンファレンス8位の34勝38敗(勝率47.2%)を残し、プレーイン・ゲームの末に3年ぶりのプレーオフ返り咲きを果たした。1回戦でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに1勝4敗で敗れたものの、レギュラーシーズン終盤に見せた怒濤の巻き返しは見事だった。

 ロースターにはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビールというリーグ有数のバックコートデュオがおり、フロントコートにも八村塁やダニエル・ガーフォード、デニ・アブディヤ、ダービス・ベルターンスがいる。さらに来季はケガで長期離脱を余儀なくされていたトーマス・ブライアントというエネルギッシュなビッグマンも帰ってくる。
 
 会見の中で、新指揮官はウエストブルックとビールについて「彼らは(ウィザーズの)オフェンスについては問題視していないと分かっているはずだ。そして今、大きな任務を引き受けようとしている。何か責任を与えられることを探し求めているんだ。彼らはこのチームのリーダーであり、(ディフェンス面で)向上していくことをコミットしてくれている」とコメント。

 チームにはシーズン平均トリプルダブルという偉業を成し遂げたウエストブルック、2シーズン連続で平均30点超えを果たしたビールというスーパースターがいる。ただ、プレーオフで勝ち上がるにはオフェンス面の向上ではなく、ディフェンス面のテコ入れを急務としている。
 
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「ルイは能力に満ち溢れている。これからは味方だから嬉しいね」