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東京五輪

「俺たちはすごく良くなってきている」グリーンが語るアメリカ代表の“進歩”とは?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.20

グリーンはスペイン戦後に「最初の試合と比べたら、今ではものすごく変わってきた」とチームに手応えを感じていた。(C)Getty Images

グリーンはスペイン戦後に「最初の試合と比べたら、今ではものすごく変わってきた」とチームに手応えを感じていた。(C)Getty Images

 7月18日(日本時間19日、日付は以下同)に行なわれたスペイン代表とのエキシビジョンゲームで、アメリカ代表は83-76で勝利を収めた。

 両チームとも90得点未満というロースコアな展開となったものの、アメリカはスペインのフィールドゴールを38.3%(23/60)、3ポイントを27.6%(8/29)に抑え込み、20本のターンオーバーを誘発。

 グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチも「ディフェンスは非常に堅実だったと思うね。我々はスロースタートで、ショットを決め切ることができなかった。だがディフェンスのインテンシティは持続できたと見ている。これが前へ進むにあたって重要になってくるんだ」と手応えを掴んでいた。

 アメリカもフィールドゴール43.1%(31/72)、3ポイント33.3%(12/36)とオフェンス面で苦しんだとはいえ、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が19得点、6アシスト、4スティール、2ブロック、ケルドン・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ)が15得点、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が14得点、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)が13得点をマークし、チーム全体でスペインを振り切ってみせた。
 
 今大会、アメリカ代表はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデン(ネッツ)といったスーパースターは不参加だが、スペインのリッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が「彼らがチームとしてプレーしたら危険な存在だ」と語っていたように、依然として注目を集めるチームに違いない。

 2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに続いて2大会連続の出場となるドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)は、スペイン代表戦後にフォーカスしている点についてこう話していた。

「ペースを上げること、そして俺たちが望むところまでテンポを上げていくことだ。俺たちがペースを上げれば、アスレティック能力が高く、全員がスコアできるこのチームについていくのは難しいと思う。チームには優秀なスコアラーがたくさんいるから、毎回相手のセットディフェンスに真っ向勝負しないことが重要なんだ。そして俺たちはすごく良くなってきている。今夜は特に良かったね。前半はショットを決められなかったけど、最高なディフェンスができた。そしてショットも決まり始めたんだ」
 
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