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東京五輪

「戦えていた時間はあった」スペイン戦で奮闘した渡邊雄太が手応え!次のスロベニア戦も「絶対チャンスはある」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.07.27

渡邊はスペイン戦で19得点、8リバウンド、3アシスト、5スティール。積極果敢にルーズボールに飛び込むなど、攻守でチームを牽引した。(C)Getty Images

渡邊はスペイン戦で19得点、8リバウンド、3アシスト、5スティール。積極果敢にルーズボールに飛び込むなど、攻守でチームを牽引した。(C)Getty Images

 7月26日、バスケットボール日本代表は、スペイン代表とのオリンピック初戦に挑んだ。

 日本は45年ぶりの舞台で八村塁がチームトップの20得点、渡邊雄太が19得点、8リバウンド、3アシスト、5スティールとNBA選手2人が躍動。2桁得点はこの2人のみだったが、富樫勇樹とエドワーズ・ギャビン、金丸晃輔が8得点、馬場雄大が7得点、5アシストと続いた。しかし、第2クォーター残り5分半からスペインに19-0のランを許したこと、相手ポイントガードのリッキー・ルビオに20得点、9アシストを奪われたことが響き、77-88で敗退した。  

 結果だけを見れば“1敗”だが、第2クォーター序盤には一時同点に追いつき、後半には最大24点のビハインドから持ち直し、一時9点差まで迫るなど“完敗”ではなかった。八村、渡邊の2人を中心に世界ランキング2位、2019年のワールドカップ覇者の強豪相手に最後まで食い下がり、次戦につながる戦いを見せたと言っていいだろう。 

 スタッツではリバウンド(32-42)やペイントエリアの得点(24-48)でスペインに大差をつけられた一方で、激しいディフェンスで相手を苦しめ、ターンオーバーからの得点は15-8、ファーストブレイクポイントも18-10と上回り、日本らしさも見られた。
 
 試合後に渡邊は「第2クォーター終盤にスペインに走られてしまった。あのようなプレーは日本としては絶対にやられてはいけなかった」と反省点を述べた。その一方で、「戦えていた時間はあった」と手応えも感じているようだった。

 日本の2戦目の相手は世界ランク16位のスロベニア。渡邊は相手について「ルカ・ドンチッチというスーパースターがいて、そこをどう止めるかという話になるけれど、1番大切なのは自分たちが何をしなければいけないか。彼は凄いプレーヤーなので、得点やアシスト、リバウンドはある程度取ってくる。その中で彼に惑わされずに自分たちのバスケットを40分間貫ければ絶対チャンスはあると思う」とキーポイントを語った。

 頼もしいリーダーの下、着実に成長を続ける日本はスペイン戦で見えた課題を修正し、スロベニア戦で45年ぶりの五輪勝利を掴むことができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
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