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NBA

「お前が欲しい」とレブロンに口説かれたカーメロ。入団会見で優勝への切なる思いを語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.08.10

レブロン(右)とカーメロ(左)、2人のスーパースターがついに並び立つ時が来た。(C)Getty Images

レブロン(右)とカーメロ(左)、2人のスーパースターがついに並び立つ時が来た。(C)Getty Images

 8月9日(日本時間10日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは今夏にフリーエージェント(FA)として加入したカーメロ・アンソニーの入団会見を行なった。

 ここまでの補強戦線で、一昨季の覇者レイカーズは、5チーム間の大型トレードでワシントン・ウィザーズからラッセル・ウエストブルックを獲得し、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスとの超強力トリオを形成。さらにベテランのドワイト・ハワード、トレバー・アリーザ、ケント・ベイズモア、ウェイン・エリントン、若手のマリーク・モンク、ケンドリック・ナンを加え、昨季から契約下にあったマルク・ガソルや再契約したタレン・ホルトン・タッカーを含めた豪華なロースターを作り上げることに成功した。

 なかでも注目は、2003年のドラフト同期組であるレブロンとカーメロが、初めて同じNBAチームでプレーすることだろう。昨季公式戦に出場した選手のなかでは、レブロンとカーメロ、ユドニス・ハズレム(現無所属)がキャリア18年目でリーグ最古参だった。ただハズレムは1試合のみの出場だったため、実質この2人が現役で最も長い年月をプレーしていると言っていい。
 
「ブロン(レブロンの愛称)が一度俺のところへ来て『今がその時だ。お前が欲しい。今こそ一緒にやろうぜ』と言ってきてね。で、俺は『今そうすべきだ、今がベストな時なんだ』と感じたんだ」と会見で語ったカーメロ。そして、これまでの道のりについてこう明かした。

「ほとんどの人たちは、俺たちがキャリア初期の頃に一緒のチームでプレーすべきだったと言うかもしれない。でも、俺たちは別々のレーンにいた。違う道のりにね」

 オールスターや国際大会ではチームメイトとしてプレーし、友人でもあった両選手。コート上では互いを高め合い、得点王を争ったことも、個人タイトルを争ったことも、そしてプレーオフで激突したこともある。その2人がともに協力してチャンピオンシップ獲得を目指す同志になったのだから、注目されないわけがない。
 
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