NBAのプレーオフが幕を開けてから約1週間が経過した現地時間4月22日、今季ウエスタン・カンファレンス11位に終わったロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズはこんなツイートを投稿した。
「俺は自分のキャリアで、もう2度とポストシーズン進出を逃さないし、逃すことなんてできない! もう本当に辛いんだ。よし、また試合を観ることにするか」
キャリア19シーズン目を終えたレブロンは、これまで10度NBAファイナルに勝ち進み、4度チャンピオンとなった。しかし今季は3シーズンぶりにプレーオフ進出を逃し、早くもオフシーズンを迎えている。
レブロンのようなスーパースターにとっても、チャンピオンシップ獲得をかけたプレーオフは是が非でも出場したいステージであり、NBA選手にとって最高の大舞台なのは間違いない。
その一方、今季3シーズンぶりにプレーオフへ返り咲いたゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは23日の練習後に「俺は今、見慣れた場所にいると感じている。心が安らいでいるんだ。それはこの環境に親しんできたからなのさ」と語っていた。
グリーンは2012年のプロ入り後、15年から19年まで5年連続でファイナルを経験。そのうち15、17、18年と、計3度の優勝を手にしてきた。だが所属するウォリアーズは昨季までの2シーズンでプレーオフへと進めず、今季ようやくポストシーズンへ舞い戻ってきた。
「ここ2シーズンで、その(プレーオフという)感覚を味わえなかった。俺はプレーオフへと戻ってバスケットボールをプレーするために努力してきた。それ(プレーオフ)こそ、最高に楽しいバスケットボールだ」(グリーン)
ウォリアーズはデンバー・ナゲッツとのシリーズ3戦を終えて3勝と絶好調。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ジョーダン・プールの卓越したシュート力が話題となっているのだが、グリーンの貢献度も見逃せない。
32歳の闘将は、ここまで平均31.3分、8.0点、4.7リバウンド、8.3アシスト、1.3スティール、1.7ブロックを記録。アシストとブロックは両チーム最多で、ウォリアーズに不可欠な存在として活躍を続けている。
特にグリーンはナゲッツの大黒柱であるニコラ・ヨキッチに対して絶妙なディフェンスを披露、。昨季のMVPはシリーズ平均29.3点、フィールドゴール52.2%(35/67)を記録しているが、グリーンと対峙したポゼッションではフィールドゴール36.1%(13/36)と不発、第3戦終盤にはスティールを奪われてチャンスを逃した。
「俺としては、この舞台に凄く戻ってきたかった。ここに戻れたことで、俺はこれまで以上に、この機会をうまく生かさなきゃならないと感じている。今は本当に、そのことをもの凄く理解している」(グリーン)
シリーズ第4戦は24日にデンバーで行なわれる。ウォリアーズは4連勝を飾り、カンファレンス・セミファイナル進出一番乗りを決められるか。
文●秋山裕之(フリーライター)
「俺は自分のキャリアで、もう2度とポストシーズン進出を逃さないし、逃すことなんてできない! もう本当に辛いんだ。よし、また試合を観ることにするか」
キャリア19シーズン目を終えたレブロンは、これまで10度NBAファイナルに勝ち進み、4度チャンピオンとなった。しかし今季は3シーズンぶりにプレーオフ進出を逃し、早くもオフシーズンを迎えている。
レブロンのようなスーパースターにとっても、チャンピオンシップ獲得をかけたプレーオフは是が非でも出場したいステージであり、NBA選手にとって最高の大舞台なのは間違いない。
その一方、今季3シーズンぶりにプレーオフへ返り咲いたゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは23日の練習後に「俺は今、見慣れた場所にいると感じている。心が安らいでいるんだ。それはこの環境に親しんできたからなのさ」と語っていた。
グリーンは2012年のプロ入り後、15年から19年まで5年連続でファイナルを経験。そのうち15、17、18年と、計3度の優勝を手にしてきた。だが所属するウォリアーズは昨季までの2シーズンでプレーオフへと進めず、今季ようやくポストシーズンへ舞い戻ってきた。
「ここ2シーズンで、その(プレーオフという)感覚を味わえなかった。俺はプレーオフへと戻ってバスケットボールをプレーするために努力してきた。それ(プレーオフ)こそ、最高に楽しいバスケットボールだ」(グリーン)
ウォリアーズはデンバー・ナゲッツとのシリーズ3戦を終えて3勝と絶好調。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ジョーダン・プールの卓越したシュート力が話題となっているのだが、グリーンの貢献度も見逃せない。
32歳の闘将は、ここまで平均31.3分、8.0点、4.7リバウンド、8.3アシスト、1.3スティール、1.7ブロックを記録。アシストとブロックは両チーム最多で、ウォリアーズに不可欠な存在として活躍を続けている。
特にグリーンはナゲッツの大黒柱であるニコラ・ヨキッチに対して絶妙なディフェンスを披露、。昨季のMVPはシリーズ平均29.3点、フィールドゴール52.2%(35/67)を記録しているが、グリーンと対峙したポゼッションではフィールドゴール36.1%(13/36)と不発、第3戦終盤にはスティールを奪われてチャンスを逃した。
「俺としては、この舞台に凄く戻ってきたかった。ここに戻れたことで、俺はこれまで以上に、この機会をうまく生かさなきゃならないと感じている。今は本当に、そのことをもの凄く理解している」(グリーン)
シリーズ第4戦は24日にデンバーで行なわれる。ウォリアーズは4連勝を飾り、カンファレンス・セミファイナル進出一番乗りを決められるか。
文●秋山裕之(フリーライター)