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NBA

NBA新記録が誕生!? 元ウィザーズのベテラン戦士スミスがトレードで通算13球団の所属に<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.06.30

トレードでナゲッツへ移籍することとなったスミス。新天地で試合に出場すれば、NBA史上最多の13球団でプレーした選手となる。(C)Getty Images

トレードでナゲッツへ移籍することとなったスミス。新天地で試合に出場すれば、NBA史上最多の13球団でプレーした選手となる。(C)Getty Images

 フリーエージェントとの交渉解禁を翌日に控えた現地時間6月29日、デンバー・ナゲッツとワシントン・ウィザーズによるトレードが合意に達したと、米放送局『ESPN』など複数のメディアが報じた。

 ナゲッツはウィル・バートンとモンテ・モリスを放出し、ウィザーズからケンテイビアス・コールドウェル・ポープとイシュ・スミスを獲得。チーム最古参となる在籍7シーズン半のバートンと、今季先発ポイントガード(PG)を務めたモリスを手放したナゲッツの狙いは、3&Dとして定評のあるコールドウェル・ポープの獲得にある。

 2020年にロサンゼルス・レイカーズで優勝を経験した29歳は、今季ウィザーズで77試合に先発出場し、平均13.2点、3.4リバウンド、1.9アシスト、1.08スティール、3ポイント成功率39.0%(平均2.1本成功)を記録。ナゲッツのフロントは以前よりコールドウェル・ポープの獲得に興味を示しており、晴れて実現する形となった。
 
 モリスの放出でPGはやや手薄となるものの、来季は本来の先発であるジャマール・マレーがケガから復帰する見込みで、若手のボーンズ・ハイランドも2年目の成長が見込めるため特に問題はないだろう。

 これで来季のナゲッツは、2シーズン連続でMVPに輝いたニコラ・ヨキッチの周囲にマレー、コールドウェル・ポープ、アーロン・ゴードン、マイケル・ポーターJr.らが並ぶ、大柄で破壊力を秘めた布陣となる。

 一方、今回のトレードに際し、違った形で注目を集めているのがベテランのスミスだ。

 7月5日に34歳となるスミスは、これまでのキャリア12年間で計12チームに所属。来季ナゲッツで1試合でもプレーすれば、所属球団数(13)でNBA新記録を樹立することとなる。これまではスミスのほか、チャッキー・ブラウン、トニー・マッセンバーグ、ジム・ジャクソン、ジョー・スミスの5選手が最多記録を保持していた。
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