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年俸はステフィン・カリーの45分の1!今季の“コスパ最強トップ5”を一挙紹介

ダンクシュート編集部

2019.11.20

故障者続出のウォリアーズでチャンスを生かしたパスカル。年俸はリーグ最低クラスだが、平均16.7点とサラリー以上のパフォーマンスを演じている。(C)Getty Images

 NBAはアメリカ4大スポーツ(バスケット、野球、フットボール、ホッケー)のなかで最も年俸が高いリーグとして知られる。

 今季、最も稼いでいるのはゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーで4023万ドル(約43億7千万)。2位が今夏にトレードでチームを入れ替わったヒューストン・ロケッツのラッセル・ウエストブルックと、オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールで3851万ドル(約41億8千万)、4位がロケッツのジェームズ・ハーデンの3820万ドル(約41億5千万)と続く。

 わずか1シーズンで規格外のサラリーを稼ぎ出す彼らのようなスーパースターがいる一方で、低年俸(といっても一般的には十分高額の部類に入るが)に甘んじているプレーヤーもいる。

 今回は年俸以上のパフォーマンスを見せる"コスパ最強選手"を紹介しよう。

エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
■年俸:90万ドル(約9770万)
 ドラフト2巡目41位の新人は、ケガ人続出のウォリアーズで初年度からローテーション入り。平均16.7点はルーキー3位の好成績で、チームでもカリー、ディアンジェロ・ラッセル(ともにケガで離脱中)に次ぐ堂々の3位。なお、今季の年俸はカリーの45分の1である。

ケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート)
■年俸:142万ドル(約1億5400万)
 序盤戦好調のヒートを支える24歳のスラッシャー。開幕戦で24得点をあげると、最初の5試合で100得点を達成。これはルーキーとして2007年のケビン・デュラント以来で、ドラフト外新人としては初の快挙となった。ここまで全12試合で先発を務め、平均17.8点は立派の一言だ。
 
ミッチェル・ロビンソン(ニューヨーク・ニックス)
■年俸:156万ドル(約1億6900万)
 昨季、ニックスで数少ない希望の光となった21歳のビッグマンは、得意のブロックが若干減少しているが、それでも1.9本でリーグ9位にランクイン。平均10.7点、7.0リバウンドという成績も十分及第点を与えられる。得点はゴール下に限られるため、フィールドゴール成功率71.0%はリーグトップの数字だ。

ディロン・ブルックス(メンフィス・グリズリーズ)
■年俸:162万ドル(1億7590万)
 昨季はケガで64試合を欠場するなど不完全燃焼に終わった。しかし3年目の今季は全試合に先発出場し、自己最多の平均13.4点とブレイク。3ポイント成功率はチーム2位、得点とスティールは3位の数字を残している。完全に主力の1人だが、グリズリーズでの年俸は2WAY契約選手を除くと15人中14位だ。

フランク・ジャクソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)
■年俸:162万ドル(1億7590万)
 名門デューク大出身のスコアリングガード。先発は12試合中1戦のみだが、6試合で2桁得点をあげるなど平均10.4点。20得点以上をあげた試合でチームは2勝していることも評価が高い。ただドラフト2巡目指名&ルーキー契約期間中のため、年俸はリーグ最低クラスに沈む。とはいえ契約は今季限りだけに、現状の成績をキープできれば来夏に大型契約を手にできるかもしれない。

 ちなみに、先日ポートランド・トレイルブレイザーズと契約したカーメロ・アンソニーの年俸は216万ドル(約2億3400万)で、これは最も高額だった2018年の2264万ドル(約24億6千万)の10分の1に。35歳の元オールスターは、上記で紹介した選手(全員がルーキー契約)以上の"お買い得"になれるか、ベテランの意地を見せてほしい。

構成●ダンクシュート編集部
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