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NBA

ウェンバンヤマはMJやレブロン級の逸材?ノビツキーの恩師は「バスケを再び変えてしまうポテンシャルがある」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.16

ウェンバンヤマは現代のレブロンやカリーと同様“ゲームチェンジャー”となるのか。(C)Getty Images

ウェンバンヤマは現代のレブロンやカリーと同様“ゲームチェンジャー”となるのか。(C)Getty Images

 NBAの2022-23シーズン開幕を前に、来年のドラフトで全体1位指名が確実視されているのが、フランスのメトロポリタン92に所属するヴィクター・ウェンバンヤマ。

 224㎝・109㎏というサイズを誇る18歳は、先日行われたGリーグ・イグナイトとのエキシビジョンゲームの初戦で37得点、4リバウンド、5ブロック、第2戦でも36得点に11リバウンド、4アシスト、4ブロックと爆発し現役選手たちからも注目の的となった。

 恵まれた高さを駆使したリバウンドやブロックショットはもちろんのこと、まるでガードのようなスムースな動きからステップバックやキャッチ&シュートで3ポイントを決られるシュート力があり、初戦では11本中7本の長距離砲を沈めた。

 そんななか、NBAインサイダーのマーク・スタイン記者が現地時間10月15日に『Substack』を更新。昨年夏、旧西ドイツ出身の元プロバスケ選手であるホルガー・ゲシュウィンドナーがウェンバンヤマとワークアウトをした時のことについて報じていた。

 ゲシュウィンドナーは、ダラス・マーベリックスのレジェンド、ダーク・ノビツキーのシューティングコーチを務めた“ショット・ドクター”という異名を持つ名コーチ。
 
 スタイン記者によると、ゲシュウィンドナーはウェンバンヤマのことを「あの子にはバスケットボールを再び変えてしまうポテンシャルがある」と話していたという。

 それはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、さらにはノビツキーのようなゲームチェンジャー(変革者)と評されるスーパースターたちに匹敵することを意味しており、ウェンバンヤマの評価をさらに上げるものだった。

 そして輝ける未来が待ち受けている18歳のビッグマンに対して、ゲシュウィンドナーはこう話したという。

「彼に私はこう言ったんだ。『ウェイトルームには近づくな』とね。もし強靭な肉体を得ようとしたら、君は25歳で終わってしまうだろう」

 バスケットボールは一般的に身長の低い選手はガード、高い選手がセンター、フォワードがその間に分類されるケースが一般的だ。

 もっとも、NBAでは“ポジションレス・バスケットボール”という言葉が浸透しており、現代では試合中にスイッチして複数のポジションをガードしなければならず、ポジションはあくまで登録上のものとなっている。
 
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