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「レブロンの時代は終わり、今はステフの時代」名手ガーネットは“カリー支持者”?「彼にもっと敬意を払うべき」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.10.25

ガーネット(右)は現在のリーグの支配者はレブロンではなく、カリーだと主張した。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、昨季4回目のリーグ優勝と自身初のファイナルMVPを手にした。プロ14年目、名実ともに"NBAの顔"と言える存在となっている。

 現在のNBAは、37歳のレブロンや34歳のカリー、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)といった30代のスーパースターの背中を追いかけ、"グリーク・フリーク"ことヤニス・アデトクンボ(27歳/ミルウォーキー・バックス)、2年連続MVPのニコラ・ヨキッチ(27歳/デンバー・ナゲッツ)、大型ガードのルカ・ドンチッチ(23歳/ダラス・マーベリックス)、新進気鋭のジャ・モラント(23歳/メンフィス・グリズリーズ)といった中堅・若手の台頭が目覚ましい。

 そのなかで、レブロンは昨季37歳ながらキャリア2番目にハイスコアの平均30.3点を叩き出し、カリーは歴代3ポイント成功数のNBA記録を塗り替えるとともに、優勝&ファイナルMVP受賞を成し遂げた。

 依然として、"キング"と呼ばれるレブロンの影響力は大きいが、レジェンドのケビン・ガーネットは自身のポッドキャスト『KG Certified』で、現在のリーグの支配者はカリーであり、レブロンを上回っていると主張した。
 
「今のNBAはどんな時代か。レブロンの時代は終わっていると言わざるを得ないだろ? 今はステフの時代、ゴールデンステイト(ウォリアーズ)の時代だ。彼に対してもっと敬意を払う必要があると思う。ステフのレガシーと成し遂げてきたことは、本当にバスケットボールを変えたと思う。ディープ3ポイントの先例を作ったし、ゲームを別の次元に引き上げた。ガード全体が遠い位置からどんどんシュートを撃つようにシフトした。リーグはいつか4ポイントを作らなければいけないかもね」

 カリーは3ポイントに関する数々の金字塔を打ち立て、バスケットボールの常識を根底から覆した稀代のシューターだが、"G.O.A.T.論争"に名前が上がらず、過小評価されている感があるのは否めない。

 ガーネットは人気ポッドキャスト番組『All the Smoke』に出演した際、現役時代に共闘したポール・ピアースが「今のところ、ステフを(歴代)トップ10に入れることはできない」と語ったのを受け、「彼はゲームを変え、どこからシュートするかの概念を変えた。そして、その仕事を一貫してやってきた」と反論するなど、"カリー支持者"としても知られる。

 来年3月には35歳を迎えるが、ウォリアーズとの契約が満了する2025-26シーズンまでにさらにタイトル獲得数を増やすことになれば、"カリー評"はいっそう高まるだろう。

構成●ダンクシュート編集部
 
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