現地時間12月7日、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行なわれたボストン・セルティックスとフェニックス・サンズによる東西首位決戦は、アウェーのセルティックスが最大45点差をつけ、125-98と予想外の圧勝で幕を下ろした。
「僕たちはあのことを覚えていた。僕らにとってはまだ記憶に新しいものだったんだ。だから違った結果が欲しかったのさ。ロッカールームにいる皆が、自分たちが何をすべきかを理解していたと思う」
試合後にそう語ったのはジェイソン・テイタム。セルティックスはサンズとのアウェーゲームを2年連続で落としており、特に前回の対戦、昨年12月10日の試合では90-111と完敗を喫していた。
見事にリベンジを果たしたセルティックスは、テイタムが25得点、5リバウンド、2スティール、ジェイレン・ブラウンが25得点、7リバウンド、2スティールと両輪が躍動。さらに新戦力のマルコム・ブログドンが16得点、5アシスト、グラント・ウィリアムズが14得点、6リバウンド、ルーク・コーネットが12得点と続いた。
ここ9戦で8勝1敗と波に乗るセルティックスは、イースタン・カンファレンス首位かつリーグベストの21勝5敗(勝率80.8%)。敗れたサンズは16勝9敗(勝率64.0%)でウエスタン・カンファレンス2位となり、ニューオリンズ・ペリカンズ(16勝8敗/勝率66.7%)に首位の座を明け渡した。
今季のセルティックスはシカゴ・ブルズに1勝2敗、クリーブランド・キャバリアーズにはいずれも延長の末に2連敗、マイアミ・ヒートに2勝1敗と、3チームに敗れているのみ。大混戦のウエストとは異なり、イーストでは2位のミルウォーキー・バックス(18勝6敗/勝率75.0%)に2.0ゲーム差、3位のキャバリアーズとは4.5ゲーム差と頭ひとつ抜けている。
エースのテイタムも「僕らが21勝5敗でベストレコードなのは認識しているよ。それはこのチームが毎晩正しいプレーをし、両エンドでできるだけハードにプレーしているからこそだ」と自信を見せる。
昨季はイーストを勝ち上がり、12年ぶりにNBAファイナルへと駒を進めながら、ゴールデンステイト・ウォリアーズの前に2勝1敗から屈辱の3連敗を喫しただけに、テイタムにはリベンジへの強い思いがある。
「別に僕らが怒ってプレーしていると言うつもりはない。すごく楽しんでやっている。けどゴールが変わることはない。ファイナルへ戻って、あの壁を乗り越えることなんだ。
僕らが楽しんでプレーしているからといって、ロッカールームでは誰も祝福していないし、満足だってしちゃいない。(優勝)バナーを掲げることができなかったら、何の意味もないからね。それが究極のゴールなのさ」
現在、セルティックスはアウェー6連戦の真っ只中。次戦はファイナルの再戦となる10日のウォリアーズ戦で、12日にはロサンゼルス・クリッパーズ戦、翌13日にはロサンゼルス・レイカーズ戦が控えている。
今年6月の頂上決戦以来となるウォリアーズ戦に向けて、セルティックスの選手たちが闘志を燃やしているのは間違いない。LAチームとの2連戦を含め、6連勝でこの遠征を締めくくれるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「僕たちはあのことを覚えていた。僕らにとってはまだ記憶に新しいものだったんだ。だから違った結果が欲しかったのさ。ロッカールームにいる皆が、自分たちが何をすべきかを理解していたと思う」
試合後にそう語ったのはジェイソン・テイタム。セルティックスはサンズとのアウェーゲームを2年連続で落としており、特に前回の対戦、昨年12月10日の試合では90-111と完敗を喫していた。
見事にリベンジを果たしたセルティックスは、テイタムが25得点、5リバウンド、2スティール、ジェイレン・ブラウンが25得点、7リバウンド、2スティールと両輪が躍動。さらに新戦力のマルコム・ブログドンが16得点、5アシスト、グラント・ウィリアムズが14得点、6リバウンド、ルーク・コーネットが12得点と続いた。
ここ9戦で8勝1敗と波に乗るセルティックスは、イースタン・カンファレンス首位かつリーグベストの21勝5敗(勝率80.8%)。敗れたサンズは16勝9敗(勝率64.0%)でウエスタン・カンファレンス2位となり、ニューオリンズ・ペリカンズ(16勝8敗/勝率66.7%)に首位の座を明け渡した。
今季のセルティックスはシカゴ・ブルズに1勝2敗、クリーブランド・キャバリアーズにはいずれも延長の末に2連敗、マイアミ・ヒートに2勝1敗と、3チームに敗れているのみ。大混戦のウエストとは異なり、イーストでは2位のミルウォーキー・バックス(18勝6敗/勝率75.0%)に2.0ゲーム差、3位のキャバリアーズとは4.5ゲーム差と頭ひとつ抜けている。
エースのテイタムも「僕らが21勝5敗でベストレコードなのは認識しているよ。それはこのチームが毎晩正しいプレーをし、両エンドでできるだけハードにプレーしているからこそだ」と自信を見せる。
昨季はイーストを勝ち上がり、12年ぶりにNBAファイナルへと駒を進めながら、ゴールデンステイト・ウォリアーズの前に2勝1敗から屈辱の3連敗を喫しただけに、テイタムにはリベンジへの強い思いがある。
「別に僕らが怒ってプレーしていると言うつもりはない。すごく楽しんでやっている。けどゴールが変わることはない。ファイナルへ戻って、あの壁を乗り越えることなんだ。
僕らが楽しんでプレーしているからといって、ロッカールームでは誰も祝福していないし、満足だってしちゃいない。(優勝)バナーを掲げることができなかったら、何の意味もないからね。それが究極のゴールなのさ」
現在、セルティックスはアウェー6連戦の真っ只中。次戦はファイナルの再戦となる10日のウォリアーズ戦で、12日にはロサンゼルス・クリッパーズ戦、翌13日にはロサンゼルス・レイカーズ戦が控えている。
今年6月の頂上決戦以来となるウォリアーズ戦に向けて、セルティックスの選手たちが闘志を燃やしているのは間違いない。LAチームとの2連戦を含め、6連勝でこの遠征を締めくくれるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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