専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「自分を誇りに思う」リラードが通算得点で球団1位に浮上!最終目標は「ブレイザーズのすべてで首位に」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.21

12月19日のサンダー戦でリラードは通算得点で球団トップに浮上したが、本人はさらに大きな目標を掲げている。(C)Getty Images

12月19日のサンダー戦でリラードは通算得点で球団トップに浮上したが、本人はさらに大きな目標を掲げている。(C)Getty Images

 現地時間12月19日のオクラホマシティ・サンダー戦。ポートランド・トレイルブレイザーズはシーソーゲームの末、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーに残り0.2秒にジャンパーを決められ、121-123で惜敗した。

 ブレイザーズはチームトップの28得点を記録したデイミアン・リラードが残り31.1秒に逆転となるレイアップ、残り3.0秒にもリバースレイアップを決めたものの、あと一歩及ばなかった。

 それでも、第3クォーター残り1分33秒にフリースロー2本を決め、クライド・ドレクスラーが保持していた1万8040得点を抜き、通算得点でフランチャイズ史上トップに浮上。その後ブレイザーズはタイムアウトをコールし、フランチャイズプレーヤーの新たな偉業を祝福した。

「トップに辿り着いたことは最高の気分だ。俺のゴールだったし、このリストには本当に多くの選手たちがいて、この組織には素晴らしい歴史がある。その球団で1位になれたんだから、特別な偉業だし、自分のことを誇りに思っている」

 試合後にそう語った32歳のリラードは、2012年のドラフト全体6位でブレイザーズから指名され、今季で在籍11シーズン目を迎えた。
 
 ドレクスラーは在籍11シーズン半で8度のオールスター選出を誇るレジェンドで、1990、92年にブレイザーズをNBAファイナルへと導く立役者となったシューティングガード。

 そのドレクスラー超えを果たしたリラードは、現役としては10人目となる球団最多得点記録を保持する選手に。そしてNBA入りから1つの球団でトップに上りつめ、現在もチームを変わらずプレーを続けているのはリラードのほか、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のみとなっている。

 今季も平均28.3点、3.8リバウンド、7.0アシストに3ポイント成功率40.4%(平均4.5本成功)を誇るベテランガードは、試合後に今後の目標についても口にしていた。

「俺はトレイルブレイザーズに関わるすべてで首位になりたい。そうしなきゃいけないのさ。ベストプレーヤーとしてスコアリングだけでなく、誰よりも勝利を重ねたいし、誰よりも試合に出場したい。ブレイザーズについて考えた時、真っ先に俺が浮かぶようになりたいんだ」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号