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NBA

「自分を誇りに思う」リラードが通算得点で球団1位に浮上!最終目標は「ブレイザーズのすべてで首位に」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.21

 リラードは得点だけでなく、3ポイント成功数(2229本)やフリースロー成功数(4047本)で球団史上トップに立っているが、出場試合数(867)や出場時間(2万9496分)、スティール(1795本)はドレクスラーが保持している。

 もっとも、テリー・ポーターが保持するアシスト記録(5319本)まで461本、勝利数においてもトップのドレクスラーまで125勝に迫っているほか、試合数はあと138試合、出場時間も3003分と、今後ケガなどで長期離脱をしない限り、リラードがこれらの部門で球団史上トップになる可能性は残されている。

「みんながこの組織を代表する選手について考える時、彼らが俺のことを思い浮かべてくれるのは分かっている。それこそ俺の望むことなんだ。俺は自分の足跡を残したい。ものすごく強烈な足跡を残したいんだ」とリラード。
 
 リラードは現在のリーグを代表するスコアリングガードの1人で、歴代有数のクラッチシューターでもある。ただ、“ブレイザーズ=リラード”という構図が確立しているかどうかは微妙だ。

 ブレイザーズには2度のファイナル進出を果たしたドレクスラー。77年にチーム史上初のチャンピオンへ導き、ファイナルMVPを獲得し、翌78年にはMVPと、短期間で強烈なインパクトを残したビル・ウォルトンというレジェンドがいる。

 このままブレイザーズで活躍を続けていけば、リラードは複数の部門で球団史上トップに立つことは可能だろう。だがドレクスラー、ウォルトンといったフランチャイズの功労者たちをインパクトの面でも上回るためには、最低でもファイナル進出に導くことが求められる。

文●秋山裕之(フリーライター)
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