現地時間4月20日、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターでプレーオフの1回戦第3戦が行なわれ、イースタン・カンファレンス第3シードのフィラデルフィア・セブンティシクサーズが第6シードのブルックリン・ネッツに102-97で勝利。3勝0敗でシリーズ突破に王手をかけた。ネッツの渡邊雄太は2試合連続で出場機会なしに終わっている。
ネッツからすれば敵地で2連敗を喫し、ホームで是が非でも勝利を掴み取りたかった一戦。前半を47-58の11点ビハインドで折り返すも、第3クォーターには35-18と盛り返して逆転に成功する。しかし終盤に再逆転を許し、初勝利目前から一転、シリーズ敗退の崖っぷちに立たされた。
微妙な判定が勝敗を分けた。試合開始2分26秒、ネッツのニック・クラクストンがアリウープダンクを成功。その着地の際、マッチアップ相手のジョエル・エンビードにまたがる格好になり、それを嫌ったエンビードがクラクストンの股間付近を蹴り上げて転倒させてしまう。このプレーでエンビードにフレイグラント1(悪質なファウル)が宣告された。
一方のクラクストンにもテクニカルファウルが与えられ、試合は続行されたが、第4クォーター残り8分49秒、クラクストンがリードを6点に広げるダンクを決めたあと、エンビードに威圧的な態度を取ったとしてテクニカルファウルが宣告。この試合2つ目のテクニカルファウルで即退場となった。
シクサーズはここから反撃に転じ、テクニカルファウルで得たフリースローをエンビードが沈めて5点差。残り2分からはタイリース・マキシーが連続8得点をあげて逆転に成功する。
さらに残り8.8秒には同点を狙ったスペンサー・ディンウィディーのレイアップをエンビードがブロックして勝負あり。試合後、エンビードは「俺は成熟していて、自分が退場するようなことにはならない。自分の仕事だけに集中した」と語った。
一方、解説のチャールズ・バークレーは、先日の試合で一発退場&翌戦出場停止となったドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の“踏みつけ行為”を引き合いに出し、「(第1Qのエンビードのラフプレーは)ドレイモンドのより酷かった。フレイグラント2が宣告されるべきだった」と言及。もしバークレーの言うようにフレイグラント2が宣告され、試合開始直後にエンビードが退場していたら、その後の結果は大きく変わっていただろう。
いずれにせよ、シクサーズの3連勝という事実は揺るがず、ネッツはあとがなくなった。過去、NBAのプレーオフで3連敗スタートから4連勝でシリーズを突破したチームは皆無。それでも、2試合続けて出番がなかった渡邊は「もうやるしかない。下手したらこのメンバーでやるのはあと1試合。いいチャレンジと思って、次の試合までに切り替えたい」と前を向く。
シクサーズが4連勝で決着をつけるのか、ネッツが意地の1勝を返すのか。運命の第4戦は22日(日本時間23日)、再びネッツのホームで行なわれる。
構成●ダンクシュート編集部
ネッツからすれば敵地で2連敗を喫し、ホームで是が非でも勝利を掴み取りたかった一戦。前半を47-58の11点ビハインドで折り返すも、第3クォーターには35-18と盛り返して逆転に成功する。しかし終盤に再逆転を許し、初勝利目前から一転、シリーズ敗退の崖っぷちに立たされた。
微妙な判定が勝敗を分けた。試合開始2分26秒、ネッツのニック・クラクストンがアリウープダンクを成功。その着地の際、マッチアップ相手のジョエル・エンビードにまたがる格好になり、それを嫌ったエンビードがクラクストンの股間付近を蹴り上げて転倒させてしまう。このプレーでエンビードにフレイグラント1(悪質なファウル)が宣告された。
一方のクラクストンにもテクニカルファウルが与えられ、試合は続行されたが、第4クォーター残り8分49秒、クラクストンがリードを6点に広げるダンクを決めたあと、エンビードに威圧的な態度を取ったとしてテクニカルファウルが宣告。この試合2つ目のテクニカルファウルで即退場となった。
シクサーズはここから反撃に転じ、テクニカルファウルで得たフリースローをエンビードが沈めて5点差。残り2分からはタイリース・マキシーが連続8得点をあげて逆転に成功する。
さらに残り8.8秒には同点を狙ったスペンサー・ディンウィディーのレイアップをエンビードがブロックして勝負あり。試合後、エンビードは「俺は成熟していて、自分が退場するようなことにはならない。自分の仕事だけに集中した」と語った。
一方、解説のチャールズ・バークレーは、先日の試合で一発退場&翌戦出場停止となったドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の“踏みつけ行為”を引き合いに出し、「(第1Qのエンビードのラフプレーは)ドレイモンドのより酷かった。フレイグラント2が宣告されるべきだった」と言及。もしバークレーの言うようにフレイグラント2が宣告され、試合開始直後にエンビードが退場していたら、その後の結果は大きく変わっていただろう。
いずれにせよ、シクサーズの3連勝という事実は揺るがず、ネッツはあとがなくなった。過去、NBAのプレーオフで3連敗スタートから4連勝でシリーズを突破したチームは皆無。それでも、2試合続けて出番がなかった渡邊は「もうやるしかない。下手したらこのメンバーでやるのはあと1試合。いいチャレンジと思って、次の試合までに切り替えたい」と前を向く。
シクサーズが4連勝で決着をつけるのか、ネッツが意地の1勝を返すのか。運命の第4戦は22日(日本時間23日)、再びネッツのホームで行なわれる。
構成●ダンクシュート編集部
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