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リラードが“妄想トーク”で新天地候補を発表?元相棒は「今季が(ポートランドで)彼を見る最後になる」と移籍を示唆<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.06.08

リラード(右から2番目)が“架空のトレード話”として、仲のいいアデバヨ(左から2番目)のいるヒートを新天地候補に挙げた。(C)Getty Images

 現地時間6月6日、『SHOWTIME Sports』のインタビューシリーズ"The Last Stand"が公開され、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが様々な質問に回答した。

 ブレイザーズ一筋11年目となった今季、リラ―ドはキャリアハイの平均32.2点に4.8リバウンド、7.3アシスト、3ポイント成功率37.1%(平均4.2本成功)をマーク。昨年12月にはレギュラーシーズン通算得点でクライド・ドレクスラーを抜いてフランチャイズ史上1位へ浮上すると、オールスターの3ポイントコンテストで初優勝、2年ぶり通算7度目のオールスターゲーム出場も飾った。

 また、2月26日のヒューストン・ロケッツ戦ではNBA歴代8位タイとなる71得点を奪うなど、個人としては自己最高級のシーズンを送った。

 その一方で、チームはウエスタン・カンファレンス13位の33勝49敗(勝率40.2%)と苦しみ、2シーズン連続でプレーオフ不出場。王座獲得を熱望するリラードにはトレードの噂がつきまとっている。
 
 インタビューでも、オフシーズンならではの"妄想トーク"が繰り広げられた。もし架空のトレードがあるとすれば、行き先はどこになるのかという話題となり、リラードはマイアミ・ヒートとブルックリン・ネッツを挙げた。

「マイアミは間違いなく入るね。バム(アデバヨ)は俺の仲間なんだ。俺にとって本当の仲間さ。マイアミは明らかにそのひとつだと思っている。あとはブルックリンかな。ミカル・ブリッジズも仲間で、どちらもすごいロスターを揃えている」

 リラードとアデバヨは2021年夏の東京オリンピックでアメリカ代表として共闘し、金メダルを獲得。ヒートでジミー・バトラーとともに主軸を務めるビッグマンは、今季平均20.4点をあげた得点力に加え、2メンゲームやハンドオフから味方の得点機会を演出でき、ディフェンスではリムプロテクターを務める傍ら、小柄なガード相手でもカバー可能な万能性を誇る。

 もっとも、ヒートは現在デンバー・ナゲッツとNBAファイナルを戦っている真っ只中。7日の第3戦を落として1勝2敗になったとはいえ、王座を獲得する可能性があるチームだ。そのため、リラードは「マイアミがチャンピオンシップを勝ち獲ったら、絶対に(トレードは)起きない」と現実的なコメントも残していた。
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