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「大きすぎる夢なんてない」ドンチッチ、テイタム、ザイオンら“Jordan Brand Family”がシグネチャーへの想いを明かす【佐々木クリスのパリ潜入レポート・後編】

佐々木クリス

2023.07.31

普段は全仏オープンが行なわれるローランギャロスが、お洒落なバスケットコートに大変身した。(C)佐々木クリス

~壮観。ルカ、テイタム、ザイオン揃い踏み~

 これこそ"モーションとエモーション"の掛け合わせと思わせる逸話がたくさん出てきたが、いよいよだ。会場の期待が高まるなか、最前列に陣取った自分は、あわよくば選手たちと拳をぶつけ合う"フィストバンプ"をしようと身構える。MCによる呼び込みが行なわれると、緊張する間もなかった。

 テイタム、ルカ、 ザイオンの順にコツ、コツ、コツと3回拳をぶつけ合う。「フォォー!」と叫びたくなる気持ちを必死に押し殺した。
 
(C)Jordan Brand


 憧れのスーパースター3人が足並みを揃えて壇上に上がる。それぞれリラックスした面持ちで、まずはウォームアップのQ&A。
 
 MCからの「パリにいるから聞くけど、バゲット派?クロワッサン派?」という問いに、ルカは流暢なフランス語のアクセントで「バゲット」。テイタムもフランス語のイントネーションで「クロワッサン」。ところがザイオンは「質問はなんだっけ?」といきなり茶目っ気全開。最終的には悩んで「クロワッサン」と回答。誰も聞いていないと思うけど、佐々木クリスはどっちも大好き。

 続いて「歴代『エア ジョーダン』で最もお気に入りのモデルは?」という質問にルカは「『Jordan 1 Low』」。テイタムは「『Jordan 1 Low』か『4』だね」。そしてザイオンは「He got game『 (Jordan) 13』」と答えると、聴衆と化したメディアからも「Yeah」の声が漏れる。

「NBAスーパースターではなかったら?」の質問にルカは「農家」と端的に返答。笑いを誘った。テイタムは「本当になりたいものは言えないけど、コーチかな』」とこちらも笑いを誘い、ザイオンは「エージェント」。プレーだけでなく、スポーツビジネスにも興味があることを示してくれた。

 また試合前のルーティーンについてルカは「特になし」。テイタムは「照り焼きチキンを食べること」。ザイオンは「1990年代の音楽を聴くこと」と、三者三様に答えているのも面白かった。
 
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ザイオン、ドンチッチが自身のシグネチャーシューズへの想いを語る