8月25日に開幕するワールドカップ(W杯)で2大会ぶりの金メダル獲得を狙うアメリカ代表は、7日にラスベガスでプエルトリコと練習試合を行ない、117-74で勝利を収めた。
アメリカはアンソニー・エドワーズとキャメロン・ジョンソンの15得点をはじめ、7人が2桁得点をマーク。3ポイントは成功率22.2%(6/27)と不発に終わったものの、リバウンドは66-31、アシストは29-14、ブロックは10-2といずれも倍以上の差をつけるなど相手を圧倒した。
W杯に向けて幸先の良いスタートを切ったアメリカだが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、今回のチームに不満のようだ。アリナスは自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』でアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングと話しながら、現代表を酷評した。
「彼らのリスト(ロスター)を見てくれよ。ひどいグループだ。すまない。選ばれた選手たちには幸運を祈っている。でもその中には、自分の(NBA)チームでも先発出場していない選手もいるだろう。理解できないし、見たくもない。
スター選手が参加したがっているのに、『彼はうちのスタイルには合わないだろう』と決めつけてしまうのは恥ずかしいことだ。チャンスを与えていないくせに、その選手がスタイルに合うかどうかなんて、どうやったら分かるんだよ」
アリナスはアメリカ代表HC(ヘッドコーチ)のスティーブ・カーとマネージング・ディレクターのグラント・ヒルを批判するとともに、今回のロスターにヤングが含まれていないことに疑問を呈した。キャリア5年目の昨季、73試合でリーグ10位の平均26.2点、同2位の10.2アシストを稼いだヤングは、同番組で次のように語っている。
「何回かチームUSAでプレーすることについて話したことがあるよ。彼らが(自分を)望むかどうかは彼ら次第だけどね。みんなと一緒にプレーしたいし、自分のパスをもっとアピールしたい。チームの決定を尊重しているし、自分の番が回ってくることは理解している。でも僕は自分が選ばれるべきだと信じている」
この返答からするとヤングは今夏の代表入りを見送られた可能性もあり、ポイントガードはジェイレン・ブランソンとタイリース・ハリバートンが選出。また、12人の中に昨季オールNBAチーム入りした選手は皆無、オールスター経験者もエドワーズ、ハリバートン、ブランドン・イングラム、ジャレン・ジャクソンJr.の4人のみとなっている。
スーパースター不在、平均年齢24.6歳と若手中心で大舞台に挑むチームUSAは、史上ワーストの7位に終わった2019年大会の雪辱を果たすことができるのか。
構成●ダンクシュート編集部
現代選手の"バスケIQ"の低さにアリナスが苦言「大学で1年過ごしただけでは、1980年代、90年代のようなIQは得られない」<DUNKSHOOT>
「俺の才能は偉大な選手と肩を並べる」マッグレディが自身の低評価に"待った"「シャックともレブロンとも共闘していない」<DUNKSHOOT>
アメリカはアンソニー・エドワーズとキャメロン・ジョンソンの15得点をはじめ、7人が2桁得点をマーク。3ポイントは成功率22.2%(6/27)と不発に終わったものの、リバウンドは66-31、アシストは29-14、ブロックは10-2といずれも倍以上の差をつけるなど相手を圧倒した。
W杯に向けて幸先の良いスタートを切ったアメリカだが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、今回のチームに不満のようだ。アリナスは自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』でアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングと話しながら、現代表を酷評した。
「彼らのリスト(ロスター)を見てくれよ。ひどいグループだ。すまない。選ばれた選手たちには幸運を祈っている。でもその中には、自分の(NBA)チームでも先発出場していない選手もいるだろう。理解できないし、見たくもない。
スター選手が参加したがっているのに、『彼はうちのスタイルには合わないだろう』と決めつけてしまうのは恥ずかしいことだ。チャンスを与えていないくせに、その選手がスタイルに合うかどうかなんて、どうやったら分かるんだよ」
アリナスはアメリカ代表HC(ヘッドコーチ)のスティーブ・カーとマネージング・ディレクターのグラント・ヒルを批判するとともに、今回のロスターにヤングが含まれていないことに疑問を呈した。キャリア5年目の昨季、73試合でリーグ10位の平均26.2点、同2位の10.2アシストを稼いだヤングは、同番組で次のように語っている。
「何回かチームUSAでプレーすることについて話したことがあるよ。彼らが(自分を)望むかどうかは彼ら次第だけどね。みんなと一緒にプレーしたいし、自分のパスをもっとアピールしたい。チームの決定を尊重しているし、自分の番が回ってくることは理解している。でも僕は自分が選ばれるべきだと信じている」
この返答からするとヤングは今夏の代表入りを見送られた可能性もあり、ポイントガードはジェイレン・ブランソンとタイリース・ハリバートンが選出。また、12人の中に昨季オールNBAチーム入りした選手は皆無、オールスター経験者もエドワーズ、ハリバートン、ブランドン・イングラム、ジャレン・ジャクソンJr.の4人のみとなっている。
スーパースター不在、平均年齢24.6歳と若手中心で大舞台に挑むチームUSAは、史上ワーストの7位に終わった2019年大会の雪辱を果たすことができるのか。
構成●ダンクシュート編集部
現代選手の"バスケIQ"の低さにアリナスが苦言「大学で1年過ごしただけでは、1980年代、90年代のようなIQは得られない」<DUNKSHOOT>
「俺の才能は偉大な選手と肩を並べる」マッグレディが自身の低評価に"待った"「シャックともレブロンとも共闘していない」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「“世界最大の独裁国家”とシューズ契約を結んだ」中国ブランド『ANTA』と契約したアービングを元NBA選手が批判<DUNKSHOOT>
- 【バスケW杯】アメリカ代表の“秘策”。カーHCがバンケロをセンター起用する構想を明かす<DUNKSHOOT>
- カリーが“一緒にプレーしたかった選手”に怪物シャックを指名。“戦いたかった相手”には「ジョーダン」と即答<DUNKSHOOT>
- 【バスケW杯】新生アメリカ代表が好スタート!エドワーズを筆頭に7人が2桁得点をあげる活躍でプエルトリコに快勝<DUNKSHOOT>
- 「私たちは、MJの視点から物事を見ることはできない」ジョーダン批判で“ヒール役”になったピッペンを元同僚が擁護<DUNKSHOOT>