2021―22シーズンに球団史上7度目のNBAチャンピオンになったゴールデンステイト・ウォリアーズだったが、昨季はカンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れて連覇を逃していた。
バスケットボール運営部代表兼ゼネラルマネージャー(GM)を長年務めてきたボブ・マイヤーズが契約満了で退任し、新GMにマイク・ダンリービーJr.を迎えた今夏、チームはFA(フリーエージェント)戦線でダリオ・シャリッチとコーリー・ジョセフと契約を結び、ルーキーのブランディン・ポジェムスキー、トレイス・ジャクソン・デイビスをロスターに加えた。
とはいえ、最も大きな動きとなったのはクリス・ポールの獲得だ。若手のジョーダン・プール、パトリック・ボールドウィン、Jr.、ライアン・ロリンズと複数のドラフト指名権を手放し、ワシントン・ウィザーズから38歳の大ベテランを加えた。
8月16日(日本時間17日、日付は以下同)に米スポーツ専門局『ESPN』へ公開された記事のなかで、ポールは通算6チーム目となる新天地でプレーすることについてこう話していた。
「ステフ(ステフィン・カリー)にドレイモンド(グリーン)、クレイ(トンプソン)、それにウィグズ(アンドリュー・ウィギンズ)と初めてプレーすることにワクワクしている。一緒にプレーできること、それにどうなっていくかが楽しみなんだ。人生がどうなっていくかなんてわからないものさ」
ウォリアーズの中心選手であるカリー、グリーン、トンプソンはもう10年以上も一緒にプレーしている。スーパースターの移籍が当たり前に起こる現代のNBAでこれは特筆すべきことであり、彼らは多くの時間をともに過ごしたことで、リーグ最高級のケミストリーが構築された。
カリーは35歳、ポールは38歳と引退も視野に入ってくる年齢だが、両者は依然としてリーグ有数の実力を誇っている。カリーは今季からチームメイトになるポールについて次のように語っていた。
「僕らは長年、たくさんのバトルを繰り広げてきた。彼が18年(今季で19年目)、僕が15年目という今になって、一緒にプレーする機会を手にしたんだから最高さ。できれば最高レベルの舞台で勝ちたいね。彼は超負けず嫌いで、僕もそうなんだ」
なお、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたところによると、10月24日のシーズン開幕日にウォリアーズはポールの古巣であるフェニックス・サンズと、12月25日のクリスマスゲームでは王者デンバー・ナゲッツと対戦が組まれているようで、新生ウォリアーズの注目度の高さが伺えた。
今季はポールの正確無比なパスから、カリーが次々と3ポイントを決めるシーンが多く見られそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
バスケットボール運営部代表兼ゼネラルマネージャー(GM)を長年務めてきたボブ・マイヤーズが契約満了で退任し、新GMにマイク・ダンリービーJr.を迎えた今夏、チームはFA(フリーエージェント)戦線でダリオ・シャリッチとコーリー・ジョセフと契約を結び、ルーキーのブランディン・ポジェムスキー、トレイス・ジャクソン・デイビスをロスターに加えた。
とはいえ、最も大きな動きとなったのはクリス・ポールの獲得だ。若手のジョーダン・プール、パトリック・ボールドウィン、Jr.、ライアン・ロリンズと複数のドラフト指名権を手放し、ワシントン・ウィザーズから38歳の大ベテランを加えた。
8月16日(日本時間17日、日付は以下同)に米スポーツ専門局『ESPN』へ公開された記事のなかで、ポールは通算6チーム目となる新天地でプレーすることについてこう話していた。
「ステフ(ステフィン・カリー)にドレイモンド(グリーン)、クレイ(トンプソン)、それにウィグズ(アンドリュー・ウィギンズ)と初めてプレーすることにワクワクしている。一緒にプレーできること、それにどうなっていくかが楽しみなんだ。人生がどうなっていくかなんてわからないものさ」
ウォリアーズの中心選手であるカリー、グリーン、トンプソンはもう10年以上も一緒にプレーしている。スーパースターの移籍が当たり前に起こる現代のNBAでこれは特筆すべきことであり、彼らは多くの時間をともに過ごしたことで、リーグ最高級のケミストリーが構築された。
カリーは35歳、ポールは38歳と引退も視野に入ってくる年齢だが、両者は依然としてリーグ有数の実力を誇っている。カリーは今季からチームメイトになるポールについて次のように語っていた。
「僕らは長年、たくさんのバトルを繰り広げてきた。彼が18年(今季で19年目)、僕が15年目という今になって、一緒にプレーする機会を手にしたんだから最高さ。できれば最高レベルの舞台で勝ちたいね。彼は超負けず嫌いで、僕もそうなんだ」
なお、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたところによると、10月24日のシーズン開幕日にウォリアーズはポールの古巣であるフェニックス・サンズと、12月25日のクリスマスゲームでは王者デンバー・ナゲッツと対戦が組まれているようで、新生ウォリアーズの注目度の高さが伺えた。
今季はポールの正確無比なパスから、カリーが次々と3ポイントを決めるシーンが多く見られそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
関連記事
- 「彼が何をしたって言うんだ?」GM批判のハーデンをイグダーラが援護「世間はすぐに『不満のある選手』と判断する」<DUNKSHOOT>
- カナダのマレーもW杯出場を断念…「スタッフやチームと協議した結果、さらに回復が必要なことが明らかになった」<DUNKSHOOT>
- 「難しい決断だった」W杯欠場を発表したラトビアのポルジンギスが心境を吐露「今後もできる限りサポートしていく」<DUNKSHOOT>
- KGが新ビッグ3結成のサンズを「ブッカーのチーム」と断言!「ほかのキャストは彼をサポートするためにいる」<DUNKSHOOT>
- ガソルが“歴代トップ10選手”を発表!レイカーズ時代の相棒コビーは「ゲームに大きな影響を与えた」<DUNKSHOOT>